本専修で研究しているのはその名の通り、「フランス文学」と「フランス語」ですが、研究対象はこのれだけにはとどまりません。
映画や音楽など、フランス文化様々な文化表象の研究に取り組みたいと考えている学生にも、十分対応できる環境が整っています。
ここでは簡単に、「フランス文学研究」と「フランス語学研究」の概要を紹介します。どちらの研究分野も、単に作品の読書感想文を書いている訳でも、単に文学理論や言語学理論に打ち興じている訳でもありません。本専修に於ける研究活動の基本姿勢は「何らかの方法論を元に具体的なテクストを分析し、其の結果を他者に向けて説得的に説明出来る様にする」ことです。つまり、単なる「自己満足的な理解」ではなく、より実践的な「分析・実証・説得」に重きを置いています。それぞれの研究領域を至極簡単に述べるならば、以下の様になります。
フランス文学研究とは、何らかの文芸理論・方法論に基づき、中世から現代、フランス本土からフランス語圏の諸地域に至る広域な時空間を対象にして、様々なジャンルの文学テクストを分析する研究領域です。
フランス語学研究とは、何らかの言語学理論に基づきながら、フランス語の言語現象を実証的に分析し、その語彙・形態・統辞の意味や機能を研究する領域です。
どんな分野であれ研究・学習を進めていると、誰しもが一度は学習方法や研究対象の選択に躓くことがあります。其の様な場合、多様な分野を専門とする教授陣だけでなく、助教や大学院生たちが有意義なアドバイスを与えてくれます。
加えて、毎月開催される「フランス語学・フランス文学研究会」では、学部生や大学院生、時には教員たちも研究発表を行っています。本研究会では、大学院生や教員の発表だけでなく卒業論文の構想発表も行われます。質疑応答では、研究内容や方法論、さらには発表自体の行い方に至るまで、 非常に有意義なアドバイスを得る事が出来ます。何方でも参加出来ますので、御気軽に御参加下さい。
各々の研究成果は、卒業論文として纏められ、様々な学術誌で発表されています。
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