東北大学埋蔵文化財調査室


概要

 埋蔵文化財調査室は、本学構内に所在する埋蔵文化財の調査・研究と、資料の保管・活用を図るために、平成6年度に設置された学内共同利用施設である。
 本学の敷地は、仙台市内を中心に10県におよび、それらの敷地内には、多くの遺跡(埋蔵文化財包蔵地)が存在する。これらの中には、川内地区の仙台城二の丸跡や、青葉山地区の縄文時代の遺跡など、重要な遺跡も少なくない。これらの遺跡の範囲内で、施設整備などの工事を行うに際しては、文化財保護法に基づく保護策をとることが必要とされる。すなわち、計画変更などによる現状保存か、それが不可能な場合、次善の策として、発掘調査を行い記録保存を図ることが必要となる。このため本学では、施設整備に伴う埋蔵文化財の調査に組織的に対処する必要から、昭和58年度に埋蔵文化財調査委員会が設置され、埋蔵文化財調査室(昭和63年度までは埋蔵文化財調査班)が実務に当たってきたが、これを改組する形で、埋蔵文化財調査研究センターが発足した。2006年度からは、大学法人化に伴う組織・定員の見直しの結果、特定業務組織の埋蔵文化財調査室へと改組されて現在に至っている。

 本調査室では、学内の施設整備に伴う埋蔵文化財の発掘調査と、出土した遺物の整理、報告書の作成業務を行っているほか、これら資料の保管展示会などによる調査成果の社会への還元も実施している。また、構内の遺跡に関わる考古学的研究、自然科学的分析などの導入・活用による学際的研究の推進、木製品などの脆弱な遺物の保存処理方法の研究と、実際の出土遺物の保存処理も実施している。
 本調査室では、室長を委員長として、施設整備委員会各地区協議会と発掘調査に関連のある部局からの委員、調査に関連のある専門分野の教授または助教授からなる運営委員会が、研究室の運営にあたっている。運営委員会の下には、専門分野の委員と調査研究員、施設部と発掘調査に関連ある部局の事務部からの委員で構成する専門委員会が置かれ、調査の実施に関する事項の調査審議を行っている。

東北大学埋蔵文化財調査室スタッフ

                    室     長 阿子島 香(大学院文学研究科教授)

                    調査研究員 藤沢 敦(特任准教授)

                    調査研究員 柴田恵子(職員)

                    調査研究員 菅野智則(職員)

                    調査研究員 百々千鶴(期限付き職員)

刊行年報一覧


BACK