カリキュラム紹介 (学部)
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哲学・倫理学合同研究室のカリキュラムをご紹介します。
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前期カリキュラム
■ 講 義
哲学思想概論(水4/荻原)
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「古代哲学史(前篇)」 教員名:荻原 理
講義形式。授業中、質問・意見を随時受け付ける。 1 .導入&ミレトス学派(約1.5回)、 2 .ヘラクレイトス(約1.5回)、 3 .パルメニデス・ゼノン(約2.5回)、 4 .エンペドクレス・アナクサゴラス・デモクリトス(約1.5回)、 5 .ソクラテス(約 3 回)、 6 .プラトン(約 5 回)。
哲学思想概論(月4/座小田)
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「近代哲学の生成と展開1」 教員名:座小田 豊
西洋近代の諸問題について考察する。近代の哲学がいかなる課題を担い、どのよう な解決を図っていくのか。哲学者たちの諸思想を手がかりに、「主観性と自由」および「神と無限性」というテー マに焦点を当て、歴史的考察を踏まえながら、問題の展開を跡づけていく。 第 1 回目に授業のオリエンテーションを行う。が第 2 回以降、このセメスターはデカルト、スピノザ、ライプニッ ツを主な考察の対象にする。
現代哲学概論(月3/野家)
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「20世紀哲学の生成と展開 1」 教員名:野家 啓一
近代哲学から現代哲学への移行と展開をヨーロッパの現象学運動を軸に講義し、その基本的考え方や人間観の理解を目指す。講義は以下の各事項にそれぞれ2回程度を割り当てる形で進める。
(1)哲学とは何か:その目的と方法
(2)理性の危機:近代哲学から現代哲学へ
(3)志向性と還元:フッサール現象学の理念と方法
(4)状況内存在としての人間:サルトルの実存主義
(5)身体的存在としての人間:メルロ=ポンティの身体論
(6)世界内存在としての人間:ハイデガーの存在論
(7)哲学の現在:ポスト構造主義以後の大陸哲学 現代哲学概論(金2/直江)
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「学問論(科学論)入門」 教員名:直江 清隆
原発事故は科学技術と私たちの生という問いを投げかけています。学問(科学)とはなにか、技術とはなにかと いった問いは、私たちが直面する問題です。それは20世紀以来、哲学で扱われてきた主要なテーマのひとつであり、 また 人間理解とも密接に結びついています。この講義では、ドイツ語圏、英語圏を中心に論じられてきたいくつ かの議論を取り上げながら、問題を概観することになります。以下の事項を含む予定です。 「二つの文化」(科学技術と人文字) 学問と価値(ヴェーバー、リッカート) 理解することと説明すること(ディルタイ、ガダマー) 言葉で捉えることと芸術や道具で捉えること(カッシーラー) 道具の世界とコミュニケーションの世界(フランクフルト学派) ハイブリッドなものとしての人間(ラトゥール) 公共的なもののとしての技術(フィーンバーグ) 「二つの文化」をこえて
哲学思想各論(木2/原)
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「脳神経倫理学」 教員名:原 塑
脳神経倫理学は今世紀に入ってから欧米や日本で研究され始めた新しい応用倫理学分野である。この講義では脳 神経倫理学の様々なトピック(エンハンスメント、神経科学と自由意志、神経科学と法制度、神経科学と道徳など) を扱いながら、先端科学研究が社会に与える影響を考察する。
生命環境倫理学各論(水3/直江)
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「環境と技術の哲学・倫理」 教員名:直江 清隆
科学技術の発展に伴って、生命、環境など多様な領域に新たな問題がもたらされている。原発事故はこうした科 学技術の問題をまさに突きつけている。人類が大きな可能性を手にすることで、それまで自然に委ねられて問われ なくても済んだ事柄に対し、新たに哲学的、倫理学的取り組みが求められているのである 今学期は、環境と技術をテーマに、 1 )未来世代への責任 2 )自然物に対する責任 3 )人間の尊厳と自然の価値 4 )技術と反技術 5 )テクノクラシー について論じ、哲学的・倫理学的問題の所在を明らかにする。(必要に応じて、大学院生による報告も織り交ぜ ることを予定している)。
倫理思想概論(火2/戸島)
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「倫理学・現象学通論」 教員名:戸島 貴代志
ものは、〈外側から〉眺められ、〈内側から〉生きられる。前者すなわち表象する思考は対象から距離をとる客観 的思考を目指し、後者すなわち遂行する思考は対象そのものと一つになる主体的思考を目指す。講義では、両者の 中庸に本来の現象学的思考が位置することを立論し、倫理学の原点には常にかかる中庸が控えていることを、以下 のトピックを通じて展開する。 1 「外側から捉えることと内側から捉えること」 2 「思考の枠組み」 3 「個と場」 4 「生きた言葉・死んだ言葉」 5 「部分と全体」 6 「語られるもの・示されるもの」 7 「みずから・おのずから」 8 「目立たぬもの」 9 「技術−待つことと土着性」 10「長い時・短い時」 11「類型の突破」 12「出会い−強者と弱者」 13「二種類の効率」 14「ひっかかりをもつこと」
倫理思想各論(金4/村山)
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「デカルトの哲学」 教員名:村山 達也
デカルトの哲学には、現代の私たちでもよく分かる部分と、私たちにはもはやよく理解できない部分とが絶妙に 混ざり合っており、また、彼が取り組んだ問題と彼の洞察は(適切に取り出せば)いまなお哲学的な重要性を失っ ていません。こうした点で、哲学史研究の楽しさがとても見て取りやすい哲学です。 この講義では、そのデカルトの哲学を、とりわけ『省察』を中心に概観しながら、そこで登場する哲学的問題と それらへのデカルトの回答(ならびにその回答をめぐる諸問題)について解説していきます。基本的にはひたすら 私が講義しますが、理解度の確認と深化を図るため、適宜アンケートを取り、質問者とやり取りしながら質問に答 える回を設けます。 1 .ガイダンス 2 .良識とは何か 3 .方法的懐疑とその諸問題 4 .方法的懐疑とその諸問題(続き) 5 .コギトとその諸問題 6 .コギトとその諸問題(続き) 7 .アンケートへの回答 8 .神の存在証明 9 .神の存在証明(続き) 10.デカルトの循環 外界の存在証明 11.アンケートへの回答 12.レポートの書き方 13.心身問題 14.情念とその療法 15.アンケートへの回答
ギリシャ語初級(金2)
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「ギリシャ語初級」 教員名:小笠原 正薫
古代ギリシャ語をアルファベットの読み方からはじめ、古典の原文が読めるようステップを踏んで、授業をすすめる。西洋文明を学ぶのに基礎的な知識、ホメロス、ギリシャ悲劇、哲学、歴史、聖書等の原典へのアプローチができるようになるまでにするのが目標。
ラテン語初級(火3)
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「ラテン語初級」 教員名:荻原 理
1 年で教科書の文法事項を一通り学び終えることを目指し、教科書に沿って進めていく。動詞、名詞・形容詞等 の変化形をおぼえることに主眼を置く。
ラテン語中級(金3)
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「ラテン語中級」 教員名:宮崎 正美
基礎文法をふまえて、単語ごとの文法的解析を大切にしながら文献(Ambrosius,“De Mysteriis”)のテキスト の理解を深める。
■ 演 習
哲学思想基礎講読(木3/小松)
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「ドイツ語で哲学論文を読む―批判理論の哲学的人間学(1)」 教員名:小松 惠一
テクスト:Max Horkheimer, Egoismus und Freiheits-bewegung(1936)in: Gesammelte Schriften Band 4, Suhrkamp S. 9-88 各自それぞれ翻訳を用意してくること、その上で訳読する。哲学専攻学生以外の参加も歓迎し ます。
哲学思想演習(金3/直江)
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「フッサール現象学研究1」 教員名:直江 清隆
フッサールの『論理学研究』を講読する。 この本は現象学の出発点ともいうべき著述であり、現象学全体への入門として非常に重要な意味を持っている。 今年はその冒頭の第 1 研究「表現と意味」を読み進め、現象学についての理解を深めていく。短いが含蓄のある文 章なので、ていねいに読み解いていくことにする予定である。
哲学思想演習(火4/野家)
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「現代哲学の基本問題1」 教員名:野家 啓一
今年度は担当者の最終年度に当たるので、これまで担当者が発表してきた単行本未収録論文(他者論、歴史論、 因果論、情報論、哲学論など)の幾つかを取り上げ、その内容について批判的議論を行う。それぞれの論文に 2 回 を割り当て、 1 回目はレポーターが論文の内容を要約して報告し、 2 回目は参加者全員に簡単なレポート(A 4 一 枚程度)の提出を求め、それを手がかりに提起された疑問点等について討論する。
哲学思想演習(金5/座小田)
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「ヘーゲル研究 1」 教員名:座小田 豊
ヘーゲルの主著、イェーナ時代に書かれた『精神現象学 Phanomenologie des Geistes』の「緒論 Einleitung」を 精読していき、哲学思想の根本的な議論に触れることを心がける。
哲学思想演習(水4/座小田)
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「カント研究1」 教員名:座小田 豊
ドイツ観念論の哲学者カントの『判断力批判 Kritik der Urteilskraft 』の主な個所を、精読し、美的構想力の諸 問題について考えていく。
哲学思想演習(火5/荻原)
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「プラトン『国家』第10巻を読む・ 1」 教員名:荻原 理
初回はイントロ(『国家』のそれまでの箇所の内容の要約など)。第 2 回目以降、第10巻冒頭から、原語で丹念に 読み進める。毎週、事前に決めておいた担当者が担当箇所をギリシア語で音読し、日本語に訳し、語学上・内容上 の問題を提起する。これをもとに、皆で議論する。
哲学思想演習(火3/原)
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「デイヴィドソン哲学研究」 教員名:原 塑
Davidson は心と身体との関係について、非法則的一元論という斬新な理論を展開したことで知られる。この演 習では、Davidson が心身問題に関する彼の見解を議論した論文 Mental Events(1970)を精読する。
哲学思想演習(水1/原)
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「トマス・ネーゲルの心の哲学」 教員名:原 塑
トマス・ネーゲルの「コウモリであるとはどのようなことか」は、現代の分析哲学における意識との取り組みの 出発点になった重要な論文である。この講義では、「コウモリであるとはどのようなことか」、『どこでもないとこ ろからの眺め』などに収められているネーゲルの心の哲学に関する論考を検討する。
哲学思想演習(火2/村上)
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「形式言語と構造」 教員名:村上 祐子
パトナム「双子地球」論を主たる題材に、哲学的議論に応用される代表的な形式言語をいくつか取り上げ、演習 を通してそれらの表現力を確かめる。また、表現力の違いが哲学的な議論に現れた例に触れる。 その他:オフィスアワー:事前にメールで連絡・相談のこと。 第 1 回:概説と前半の宿題(発表)の割り当て 第2-7回:哲学的読解 第8-14回:数学的準備と論理学演習 第15回:まとめ
倫理思想演習(月2/戸島)
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「ベルクソンの哲学」 教員名:戸島 貴代志
ベルクソンの『思想と動くもの』の「可能と現実」を精読する。「可能と現実」は、ベルクソンがみずからの中 心思想を極めてわかりやすくまとめた講演を下地とする概論であるが、同時にベルクソン自身によるベルクソン研 究の羅針盤ともなっている。初学者にも配慮された文体はフランス語の教科書としても多用されるほど語彙や文法 のバランスがよい。参加者には、比喩を多用するベルクソンの文章に取り残されない想像力と、彼の柔軟な概念規 定を理解する等しく柔軟な論理的思考力とが要求されるが、基本的には、フランス語の修養も兼ねた、息の長い骨 太の思考の訓練の場として臨んでもらいたい。
倫理思想演習(水5/戸島)
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「ハイデガーの哲学」 教員名:戸島 貴代志
ハイデガーの『存在と時間』を精読する。本年度は、テクストでは「世界内存在」「被投」「企投」「時間性」「死」 「不安」といった概念が中心となる。前年度に引き続き、そのつどハイデガーの「存在の問い」の核心に立ち戻り つつ、前期・中期・後期を貫く「存在」概念の柔軟な理解を目指す。
倫理思想演習(水2/村山)
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「ルソー演習」 教員名:村山 達也
人間はもともとは善良なのだが、社会の中で生きることによって堕落し、邪悪になる。――この有名なルソーの 考え方も、それだけ見れば(そうも言えるかもしれないが何の根拠もない)単なるお話でしかありません。しかし 問題は、なぜルソーはこのように考えたのか、こう考えたときに何が見えてくるのか、そのようにして見えてきた ことは何か重要なことを私たちに教えているのか、ということであって、こうしたことを検討しなければ、この考 え方の本当の射程も私たちには隠されたままでしょう。 この演習では、ルソー『人間不平等起源論』を題材に、上記のような検討を行います。講義形式での解説を適宜 はさみつつ、みなさんに2000字程度の小レポートを書いてもらい( 1 〜 2 回)、それを全員で検討していくという かたちで進めます(どのようなものをどのように書いていただくかということについては初回に説明します)。
倫理思想演習(木2/村山)
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「デカルト演習」 教員名:村山 達也
デカルト『情念論』を読みます(今期は第17節から)。担当者に訳文と要約を作成してもらってそれを検討し、 次いで、担当者や参加者が挙げる疑問点について議論する、というかたちで進めます。初回にガイダンスを行いま すので、参加希望者は必ず出席してください(基本的なレジュメの作り方もその時に説明します)。
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