カリキュラム紹介 (大学院)
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哲学・倫理学合同研究室のカリキュラムをご紹介します。
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前期カリキュラム
■ 講 義
哲学特論T(木2/原)
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「脳神経倫理学」 教員名:原 塑
脳神経倫理学は今世紀に入ってから欧米や日本で研究され始めた新しい応用倫理学分野である。この講義では脳 神経倫理学の様々なトピック(エンハンスメント、神経科学と自由意志、神経科学と法制度、神経科学と道徳など) を扱いながら、先端科学研究が社会に与える影響を考察する。
哲学特論T(水3/直江)
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「環境と技術の哲学・倫理」 教員名:直江 清隆
科学技術の発展に伴って、生命、環境など多様な領域に新たな問題がもたらされている。原発事故はこうした科 学技術の問題をまさに突きつけている。人類が大きな可能性を手にすることで、それまで自然に委ねられて問われ なくても済んだ事柄に対し、新たに哲学的、倫理学的取り組みが求められているのである 今学期は、環境と技術をテーマに、 1 )未来世代への責任 2 )自然物に対する責任 3 )人間の尊厳と自然の価値 4 )技術と反技術 5 )テクノクラシー について論じ、哲学的・倫理学的問題の所在を明らかにする。(必要に応じて、大学院生による報告も織り交ぜ ることを予定している)。
倫理思想特論T(金4/村山)
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「デカルトの哲学」 教員名:村山 達也
デカルトの哲学には、現代の私たちでもよく分かる部分と、私たちにはもはやよく理解できない部分とが絶妙に 混ざり合っており、また、彼が取り組んだ問題と彼の洞察は(適切に取り出せば)いまなお哲学的な重要性を失っ ていません。こうした点で、哲学史研究の楽しさがとても見て取りやすい哲学です。 この講義では、そのデカルトの哲学を、とりわけ『省察』を中心に概観しながら、そこで登場する哲学的問題と それらへのデカルトの回答(ならびにその回答をめぐる諸問題)について解説していきます。基本的にはひたすら 私が講義しますが、理解度の確認と深化を図るため、適宜アンケートを取り、質問者とやり取りしながら質問に答 える回を設けます。 1 .ガイダンス 2 .良識とは何か 3 .方法的懐疑とその諸問題 4 .方法的懐疑とその諸問題(続き) 5 .コギトとその諸問題 6 .コギトとその諸問題(続き) 7 .アンケートへの回答 8 .神の存在証明 9 .神の存在証明(続き) 10.デカルトの循環 外界の存在証明 11.アンケートへの回答 12.レポートの書き方 13.心身問題 14.情念とその療法 15.アンケートへの回答
■ 演 習
哲学研究演習T(月5)
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「哲学研究の作法と技法1」 教員名:座小田 豊 他
参加者は自由に自らの研究テーマを設定し、協議して決めた発表日までに、発表論文および発表資料(レジュメ等)を作成する。発表の場では、発表者によるプレゼンテーションに続いて、参加者の中から予め指定された特定質問者を中心に、全員で自由な討論を行い、また教員からのコメントを受ける(哲学専攻分野の教員は可能な限り全員が出席する)。 参加者は研究発表を行うことを通して、研究テーマの発見、論文作成および発表の方法、討論の仕方等について、基礎的なトレーニングを積む。また、特定質問者の役割を果すことや、討論に積極的に参加することを通して、他者の主張を適切に把握し、批判・評価し、建設的な議論を行う力を養う。哲学専攻分野の大学院学生は可能な限り全員が履修することが望ましい。
哲学研究演習T(火3/原)
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「デイヴィドソン哲学研究」 教員名:原 塑
Davidson は心と身体との関係について、非法則的一元論という斬新な理論を展開したことで知られる。この演 習では、Davidson が心身問題に関する彼の見解を議論した論文 Mental Events(1970)を精読する。
哲学研究演習T(水1/原)
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「トマス・ネーゲルの心の哲学」 教員名:原 塑
トマス・ネーゲルの「コウモリであるとはどのようなことか」は、現代の分析哲学における意識との取り組みの 出発点になった重要な論文である。この講義では、「コウモリであるとはどのようなことか」、『どこでもないとこ ろからの眺め』などに収められているネーゲルの心の哲学に関する論考を検討する。
古代中世哲学研究演習T(金4/荻原)
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「アリストテレス『トピカ』第 1 巻を読む・ 1」 教員名:荻原 理
『トピカ』第 1 巻を冒頭から、原語で丹念に読み、その意味を考える。毎回、事前に決めておいた担当者が、テ クストの予定された箇所をまず音読し、訳し、内容上の問題を提起する。それをもとに、みなで議論する。
近現代哲学研究演習T(金5/座小田)
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「ヘーゲル研究1」 教員名:座小田 豊
ヘーゲルの主著、イェーナ時代に書かれた『精神現象学 Phanomenologie des Geistes』の「緒論 Einleitung」を 精読していき、哲学思想の根本的な議論に触れることを心がける。
近現代哲学研究演習V(水4/座小田)
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「カント研究1」 教員名:座小田 豊
ドイツ観念論の哲学者カントの『判断力批判 Kritik der Urteilskraft 』の主な個所を、精読し、美的構想力の諸 問題について考えていく。
近現代哲学研究演習V(金3/直江)
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「フッサール現象学研究1」 教員名:直江 清隆
フッサールの『論理学研究』を講読する。 この本は現象学の出発点ともいうべき著述であり、現象学全体への入門として非常に重要な意味を持っている。 今年はその冒頭の第 1 研究「表現と意味」を読み進め、現象学についての理解を深めていく。短いが含蓄のある文 章なので、ていねいに読み解いていくことにする予定である。
科学哲学研究演習T(火2/村上)
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「形式言語と構造」 教員名:村上 祐子
第 1 回:概説と前半の宿題(発表)の割り当て 第2-7回:哲学的読解 第8-14回:数学的準備と論理学演習 第15回:まとめ
科学哲学研究演習T(火4/野家)
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「現代哲学の諸問題 1」 教員名:野家 啓一
今年度は担当者の最終年度に当たるので、担当者がこれまで発表してきた論文(単行本未収録論文:他者論、歴 史論、情報論、因果論、哲学論など)の中から幾つかを選び、その内容について批判的議論を行う。各論文にはそ れぞれ 2 回を割り当て、 1 回目はレポーターが論文の内容を要約して報告し、 2 回目は参加者全員に簡単なレポー ト(A 4 一枚程度)の提出を求め、それを手がかりに提起された疑問点を中心に討論を進める。
倫理学研究演習T(月5)
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「発表と討論」 教員名:戸島 貴代志 他
参加者は、自分の研究テーマに基づいた発表を行い(レジメ配布)、それについてあらかじめ決めておいたコメンテーターによる質問や、他の参加者からの質問に答える。
倫理学研究演習V(水5/戸島)
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「ハイデガーの哲学」 教員名:戸島 貴代志
ハイデガーの『存在と時間』を精読する。本年度は、テクストでは「世界内存在」「被投」「企投」「時間性」「死」 「不安」といった概念が中心となる。前年度に引き続き、そのつどハイデガーの「存在の問い」の核心に立ち戻り つつ、前期・中期・後期を貫く「存在」概念の柔軟な理解を目指す。
倫理学研究演習X(水4/村山)
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「ルソー演習」 教員名:戸島 貴代志
人間はもともとは善良なのだが、社会の中で生きることによって堕落し、邪悪になる。――この有名なルソーの 考え方も、それだけ見れば(そうも言えるかもしれないが何の根拠もない)単なるお話でしかありません。しかし 問題は、なぜルソーはこのように考えたのか、こう考えたときに何が見えてくるのか、そのようにして見えてきた ことは何か重要なことを私たちに教えているのか、ということであって、こうしたことを検討しなければ、この考 え方の本当の射程も私たちには隠されたままでしょう。 この演習では、ルソー『人間不平等起源論』を題材に、上記のような検討を行います。講義形式での解説を適宜 はさみつつ、みなさんに2000字程度の小レポートを書いてもらい( 1 〜 2 回)、それを全員で検討していくという かたちで進めます(どのようなものをどのように書いていただくかということについては初回に説明します)。
倫理学研究演習X(木4/村山)
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「デカルト演習」 教員名:村山 達也
デカルト『情念論』を読みます(今期は第17節から)。担当者に訳文と要約を作成してもらってそれを検討し、 次いで、担当者や参加者が挙げる疑問点について議論する、というかたちで進めます。初回にガイダンスを行いま すので、参加希望者は必ず出席してください(基本的なレジュメの作り方もその時に説明します)。
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