第49回知覚コロキウムのお礼とご報告
世話人代表 行場 次朗
知覚コロキウムは第49回目を迎えた伝統ある学術集会で、東北大学文学部心理学研究室を世話人主体として開催したのは4回目となりました。
2016年3月15日から17日まで、仙台の奥座敷とよばれる秋保温泉ニュー水戸屋において開催された今回の知覚コロキウムでは、年度末の忙しい時期にかかわらず総勢35名の方にご参加いただき、1 件の招待講演,15 件の口頭発表,8件のポスター発表、 1 件のデモ発表(自作CD紹介)を気さくな、しかし熱気あふれる雰囲気のなかで行うことができました。参加者の内訳も、リピーターから初参加者まで、また20代から70代に達しようとする方まで、バラエティに富み、普段の大学や学会で経験することのできない交流や親睦を深めることができました。また、招待講演もふくめて発表テーマも、味覚から内臓感覚、時間知覚の意味から身体知覚、ディスプレイの精度や映像/音楽メディアの創作の熱意とこだわりなど、どれも非常に刺激的なものでありました。
世話人一同、上述したように充実した知覚コロキウムを東北の地で開催できたことを感謝しております。
秋保大滝 冬景色
私の記憶する限り、東北大学で知覚コロキウムをお引き受けするのは4回目となります。第1回目は1970年代後半に川渡セミナーハウスで、第2回目は1986年に仙台市茂庭荘で、第3回目は2004年に山形県上山温泉で開催しました。今回、九州大学の上田先生からご依頼があり、お引き受けすることになりました。前回からはや(まだ?)11年が経過したのですが、同じところで開催というのも興がないと思い、みちのくの温泉として名高い、そして仙台の奥座敷とよばれる秋保温泉に会場を予約しております。
光陰矢のごとしであっても、いつまでも変らないのは知覚コロキウム参加の皆さまの研究への情熱だと思います。年度末の多忙な時期ではありますが、早春のみちのくの温泉に多数お集まりいただき、活発で楽しい研究談義をくりひろげていただければと存じます。
第49回知覚コロキウムのご案内
(第1号通信)
プログラム(第2号通信)
問い合わせ先
第49回知覚コロキウム 世話人会
(行場次朗、坂井信之、大沼卓也、
立花 良、朝岡 陸、齋藤五大)
E-mail:chicollo2016@ml.tohoku.ac.jp
電話:022-795-6048(代表)
ファックス:022-795-3703
郵送アドレス:〒980-8576 仙台市青葉区川内
東北大学大学院文学研究科心理学講座 第49回知覚コロキウム世話人会