『日本思想史研究』

日本思想史学に関する我が国最初の学術誌であり、1967年に発刊された。同誌には研究室の教官・院生が論文を載せている。


目次

第48号(2016年3月)
論文
千観『十願発心記』における「恩」について 小泉礼子
親鸞『教行信証』における「二種回向」の意義――「鎌倉仏教」の規定と背景を通して―― 梅原博
日本とロシアの地図に見られる〈カミの国土〉 ポロヴニコヴァ・エレーナ
中江藤樹没後の藤樹学について 高橋恭寛
伊藤仁斎における「改過」と「公善」――明末宗教・倫理思想の動向を手がかりに―― 宣芝秀
幕末期民衆における「家」・「個人」意識と超越観念――菅野八郎の士分化運動を事例として―― 青野誠
明治期の日本における新渡戸稲造『武士道』の意義 アントニウス・プジョ
日本思想史学研究室彙報
第47号(2015年3月)
論文
近世兵書における「道」解釈の転換――『士鑑用法』を中心として―― 高橋禎雄
関守としての大蛇――近世異界観の一側面―― ポロニコヴァ・エレーナ
寛政期昌平坂学問所の釈奠改革と「礼」の問題――教育世界の敬神と秩序―― 李月珊
新渡戸稲造のインドネシア観 アントニウス・プジョ
日本思想史学研究室彙報
第46号(2014年3月)
論文
近世庶民の異界観――異界双六を中心に―― ポロヴニコヴァ・エレーナ
服部南郭における不朽と身体 吉川裕
富士川游の宗教論の展開――「科学」との関係性をめぐって―― 島田雄一郎
柳田國男のサンカ思想 油座圭祐
鈴木雨香『論語私解』〈学而第一〉――解説と翻刻―― 高橋 恭寛
書評
高橋美由紀著『神道思想史研究』(ぺりかん社、2013年2月発行) 和田有希子
日本思想史学研究室彙報
第45号(2013年3月)
論文
弘法大師入定説の思想史的背景 モリス・ジョン
近世日本の釈奠をめぐる思想の一実態――浅見絅斎を例として―― 李月珊
荻生徂徠、松平定信と寛政期の孔子崇拝 ジェームズ・マクマレン
近世庶民の「世界」像――節用集の世界図を中心に―― ポロニコヴァ・エレーナ
南原繁の「個人」―フィヒテ的「宗教」理解をめぐって 森川多聞
日本思想史学研究室彙報
第44号(2012年3月)
論文
日蓮における「類書」と「金言集」 芹澤寛
伊東藍田と反徂徠学―『作詩志彀』 吉川裕
「御救」から「御備」へ―松平定信「寛政の改革」にみられる社会安定策― 宣芝秀
「新聞記者」の誕生―福地源一郎の自己認識を中心に― 岡安儀之
無窮会専門図書館天淵文庫蔵『孝経刊誤考例』 本村昌文
南里有隣『真教十要』解説と翻刻 片岡龍
日本思想史学研究室彙報
第43号(2011年3月)
論文
『神皇正統記』における世数表記についての考察 松山和裕
大正初期における与謝野晶子の国民意識――母性保護論争前史として―― 小嶋翔
法然房源空の思想形成過程――その凡夫意識と自行意識について―― 森新之介
新渡戸稲造の神道観 アントニウス・プジョ
日本ナショナリズムと旧藩――「津軽」と「南部」を中心に―― 鈴木啓孝
日本思想史学研究室彙報
第42号(2010年3月)
論文
神道(ジンドウ)と神道(しんとう)の成立についての比較考察 マーク・テーウェン(著)
ニネッテ・幸子・ぺーチュ(訳)
森新之介(訳)
「ニライ・カナイ」はどこにあるか―― 『おもろさうし』に見る琉球の他界観―― 直井正太
退渓学の国際的研究動向考察――日本における退渓学への関心を中心として―― 成海俊
徳川期における秀吉像の変遷 ニネッテ・幸子・ペーチュ
〈日本仏教〉の誕生――村上専精とその学問的営為を中心に―― オリオン・クラウタウ
日本思想史学研究室彙報
第41号合同研究会特集号(2009年3月)
合同研究会論文
佐藤弘夫
古代王権と法 宮地明子
新井白石の貨幣論――中期幕藩制における貨幣危機と「国家」構想―― 近藤萌美
本居宣長の和歌論――「ツタナクシドケナキ」人間観の形成と発展―― 渡辺清恵
初期宣長論――『排蘆小船』と『石上私淑言』をつなぐもの―― 和久井洋子
明治維新において長州藩が勝利し会津藩が敗北した要因について――意思決定方法の比較から―― 村上由佳
近代公園思想の二つの水脈――円居の楽、一弛の楽 上安祥子
翻訳
スーザン・L.バーンズ『国家以前―近世日本における国学と共同体(コミュニティ)の表象―』 大川真
和久井洋子
澤田ジャニーン「幕末における宗教的対立――禅師今北洪川と儒者東澤瀉――」 桐原健真
オリオン・クラウタウ
論文
摂関院政期における歴史思想――末代観と末法思想の比較を通して―― 森新之介
柳田民俗学の根底に流れるもの――「山人」の語を手掛かりとして―― 油座圭祐
翻刻
村岡典嗣『古事記序文講義』 中嶋英介
本村昌文
日本思想史学研究室彙報
第40号石田一良先生追悼(2008年3月)
佐藤弘夫
「天の生せる才」逝く―・ホ田一良先生追悼―玉懸博之
『文化史学 理論と方法』から何を学ぶか前田勉
「歴史的感覚」の復権片岡龍
摂関院政期貴族社会における末代観――災異思想や運命論との関連から――森新之介
極楽へ導く地蔵――中世前期の他界観と地蔵の救済機能――菊池宏一郎
新井白石の政治思想と徳川政治体制水林翔
「外夷の法」――吉田松陰と白旗桐原健真
荻生茂博著『近代・アジア・陽明学』大川真
第39号(2007年3月)
『翁問答』と『何物語』―その仏教批判と死生観―本村昌文
頼山陽における政治なるもの大川真
【翻訳】ベルナール・フォール「禅宗史の再考」ジョナサン・モリス
和久井洋子
和田有希子
第38号(2006年3月)
三宅尚斎の「末疏」批判――「明明徳」解釈をめぐって――本村昌文
田中耕太郎の改宗――内村との訣別と「他者」――森川多聞
三井甲之「蓑田胸喜君の霊にさゝぐるのりと」――翻刻と解題―― 昆野伸幸
村岡典嗣年譜(四)池上隆史
(書評)伊藤雄志著『ナショナリズムと歴史論争――山路愛山とその時代』鈴木啓孝
第37号(2005年3月)
林羅山の歴史思想――その日本歴史の像をめぐって――玉懸博之
松永尺五の死生観本村昌文
荻生徂徠における「安天下」の一側面楊小江
村岡典嗣年譜(三)池上隆史
第36号(2004年3月)
序(佐藤弘夫)
吉田忠教授略歴
吉田忠教授業績目録
志筑忠雄の心遊術吉田忠
近世王権論研究の新たな視座―文武論をてがかりとして―大川真
朱子学者の虚像―四十代の徂徠―楊小江
正名と尚武―山県大弐と松宮観山の論争についての再検討―高橋禎雄
民法典論争とその時代―民法典論争を見直す―石澤理如
「普遍的な論理」をめぐって―和辻論理学と保田與重郎の近代批判―先崎彰容
日本思想史學関係研究文献要目(2000年)
第35号(2003年3月)
鑑真門流における天台止観受容の背景−聖武・考謙治世下における華厳信仰・聖徳太子信仰をめぐって冨樫進
赤穂浪士による討入り正当化の論理−急進派の喧嘩観を中心に中嶋英介
平田篤胤の他界観−『仙境異聞』を中心に岩松宏典
村岡典嗣年譜(二)池上隆史
未公開『信州諏訪大明神御本地由来記』−翻刻と考察鈴木三恵
第34号(2002年3月)
江戸前期における朱子学の受容と変容−仮名草子の仏教批判をめぐって本村昌文
昭和期における平泉澄の「日本人」論昆野伸幸
村岡典嗣年譜(一)池上隆史
小野隆庵『飛鳥館書籍記(文化五年)』・『飛鳥山館蔵書目録』ー翻刻と解説高橋章則
日本思想史学関係研究文献要目(1999年)
第33号玉懸博之教授退官記念(2001年3月)
序(佐藤弘夫)
玉懸博之教授略歴
玉懸博之教授業績目録
林羅山における「普遍」と「個別」─その神道思想をめぐって〔前編〕玉懸博之
無住道暁の神仏・ヨ係論和田有希子
運命観の変容─延慶本『平家物語』と『源平盛衰記』をめぐって岩井千恵子
『学蔀通辨』の中国、朝鮮、日本における伝播事情をめぐって龔頴
『堪忍記』の思想―『明心宝鑑』からの引用を中心に成海俊
頼山陽における史論の意義―「経学」と「史学」との関連をめぐって玉田典子
吉田松陰における「忠誠」の転回―幕末維新期における「家国」秩序の超克桐原健真
吉田松陰の「人間観」の形成と孟子の「性善説」郭連友
吉田三郎の〈皇国史観〉批判昆野伸幸
日本思想史学関係研究文献要目(1998年)
第32号(2000年3月)
慶政における偽悪・出奔と禅受容の特質−『摩訶止観』と「禅宗」の書東海林良昌
「朱子学」と日本近世社会−岡山藩神職請を題材にして大川真
日本思想史学関係研究文献要目(1997年)
第31号(1999年3月)
中世における法相の禅受容−貞慶から良遍へ、日本唯識の跳躍西村玲
林羅山文学論の一考察−道文関係論をめぐる林羅山と朱子の比較研究龔穎
室鳩巣と朱子学・享保改革−科挙導入反対論を中心に中村安宏
書評・揖斐高『江戸詩歌論_』畑中健二
日本思想史学関係研究文献要目(1996年)
第30号(1998年3月)
存覚の思想転回外川奨
明末『孝経』研究グループと中江藤樹−『孝・o大全』と『孝経啓蒙』本村昌文
日本思想史学関係研究文献要目(1995年)
第29号(1997年3月)
林羅山の孫呉兵法観−朱子・南宋事功派との比較を通して龔穎
大田錦城の「善」−日本考証学と善書的世界の接点福井佐枝子
鶴峯戊申の観念的文法と究理学畑中健二
書評・前田勉著『近世日本の儒学と兵学』中村安宏
高橋禎雄
日本思想史学関係研究文献要目(1994年)
第28号(1996年3月)
心敬における「空」と「無常」菅基久子
北條流三伝口訣考−松宮観山論序説高橋禎雄
佐藤一斎の教化論の展開−「言志四録」を読み解きながら中村安宏
日本思想史学関係研究文献要目(1993年)
第27号(1995年3月)
山鹿素行の歴史思想−その歴史的世界と日本歴史の像玉懸博之
『明心宝鑑』が日本文学に与えた影響−とくに小瀬甫庵の『明意宝鑑』との関連をめぐって成海俊
日本思想史学関係研究文献要目(1992年)
第26号(1994年3月)
賀茂規清の「合理」主義−流罪後の神話・民俗・口碑の解釈の分析を通して末永恵子
幕府儒者・河田迪斎の思想的位置中村安宏
西大寺叡尊関連年譜(三)吉原健雄
日本思想史学関係研究文献要目(1991年)
第25号(1993年3月)
『言志耋録』の成立過程−幕府儒者・佐藤一斎の位置中村安宏
西大寺叡尊関連年譜(二)吉原健雄
日本思想史学関係研究文献要目(1990年)
第24号(1992年3月)
西行における「花」の位相菅基久子
西大寺叡尊関連年譜(一)吉原健雄
日本思想史学関係研究文献要目(1989年)
第23号(1991年3月)
『諏訪大明神画詞』試論−殺生観をめぐって吉原健雄
佐藤一斎の「公平之心」中村安宏
日本思想史学関係研究文献要目(1988年)
第22号(1990年3月)
心敬の相即論−連歌・連歌論と本覚思想の関連に着目して菅基久子
玄旨帰命壇と本覚思想−摩多羅神を手がかりに曽根原理
日本思想史学関係研究文献要目(1987年)
第21号(1989年3月)
近世後期の歴史学と林述斎高橋章則
史料紹介・佐藤一斎の講釈用『大学』書入中村安宏
日本思想史学関係研究文献要目(1986年)
第20号(1988年3月)
色世界と「眼」−心敬連歌の根底にあるもの菅基久子
『東照大権現縁起』の思想曽根原理
日本思想史学関係研究文献要目(1985年)
第19号(1987年3月)
藤田幽谷の経世思想−農政改革と価値意識八木清治
『新論』の尊王攘夷思想−その術策性をめぐって前田勉
日本思想史学関係研究文献要目(1984年)
第18号(1986年3月)
赤穂事件と佐藤直方の「理」田尻祐一郎
宮城県図書館伊達文庫蔵林鵞峰撰「本朝通鑑編輯始末」−解説と翻刻高橋章則
日本思想史学関係研究文献要目(1983年)
第17号(1985年3月)
親鸞と曇鸞・聖徳太子市川浩史
新井白石の鬼神論と「大化改新」論高橋章則
反徂徠学者松宮観山前田勉
大塩中斎の思想的位置−「猖狂」批判及び朱王の関係をめぐって荻生茂博
日本思想史学関係研究文献要目(1982年)
第16号(1984年3月)
「上古封建」論と国学−近世史学思想史の一断面高橋章則
横井小楠の「仁」八木清治
八太舟三の無政府共産主義−反マルクス主義原理の構成岡崎正道
日本思想史学関係研究文献要目(1981年)
第15号(1983年3月)
親鸞の如来等同思想について市川浩史
絅斎・強斎と『文公家礼』田尻祐一郎
吉田松陰の士道論と民本思想岡崎正道
日本思想史学関係研究文献要目(1980年)
第14号(1982年3月)
新嘗祭班幣の成立黒崎輝人
音楽・神主と徂徠学−藪慎菴・安積澹泊との往復書簡をめぐって田尻祐一郎
北一輝の国家改造論岡崎正道
日本思想史学関係研究文献要目(1979年)
第13号(1981年3月)
前期水戸史学の歴史思想の一側面−栗山潛鋒の歴史思想玉懸博之
親鸞の罪悪思想−「唯除五逆・誹謗正法」の解釈をめぐって市川浩史
相嘗祭班幣の成立黒崎輝人
日本思想史学関係研究文献要目(1978年)
第12号(1980年3月)
頼山陽の歴史思想玉懸博之
吉田松陰の革命思想岡崎正道
中古物語文芸における宿世思想の展開−「宿世の文脈」を手がかりとして佐藤勢紀子
日本思想史学関係研究文献要目(1977年)
第11号(1979年3月)
大嘗祭試論−「親供儀礼」における神と王黒崎輝人
徂徠学の礼楽観田尻祐一郎
海保青陵と徂徠学−『文法披雲』に着眼して八木清治
佐久間象山の思想−天保期をめぐって磯原眞行
日本思想史学関係研究文献要目(1976年)
第10号(1978年3月)
熊沢蕃山の経世済民の思想−その基本的構成と社会的機能佐久間正
初期日蓮の国家観−鎌倉旧仏教との比較において佐藤弘夫
月次祭試論−神今食の成立を巡って黒崎輝人
日本思想史学関係研究文献要目(1975年)
第9号石田一良教・退官記念(1977年3月)
序(玉懸博之)
石田一良教授略歴
石田一良教授著作目録
織田信長とキリスト教−『耶蘇会士日本通信』『耶蘇会年報』読後忘備論稿石田一良
時処位論の展開−藤樹から蕃山へ佐久間正
仙台藩赤子養育仕法の思想史的研究−中間層の養育観の思想的役割について好見眞理子
明治十年代におけるキリスト教の弁証−山崎為徳『天地大原因論』から植村正久『真理一斑』へ田代和久
日本思想史学関係研究文献要目(1974年)
第8号大内三郎教授退官記念(1976年3月)
日本キリスト教思想史上における神把握の問題−世界創造の唯一神を中心にして大内三郎
初期宣長論高橋博巳
山崎闇斎論−その政治思想史的意義諏江康夫
室町政権の確立・完成と政治思想−足利義満治世期をめぐって玉懸博之
日本思想史学関係研究文献要目(1973年)
第7号(1975年3月)
植村正久における神学思想田代和久
延徳密奏事件の一考察−「光物」との関連において高橋美由紀
最澄の菩薩思想八重樫直比古
日本思想史学関係研究文献要目(1971、72年)
第6号(1972年12月)
加藤弘之の後期思想−近代日本に於ける「儒教」の運命渡辺和靖
都市教会存立の思想的背景−植村正久の場合田代和久
神道五部書と本地垂迹思想高橋美由紀
日本思想史学関係研究文献要目(1970年)
第5号(1971年5月)
日本キリスト教史の時期区分の問題−Ch.W.Iglehart:A Century of Protestant Christianity in Japan.1959.によせて大内三郎
加藤弘之の所謂「転向」−その思想史的位置付け渡辺和靖
徂徠学における<詩>について高橋博巳
日蓮の歴史観−その承久の乱に対する論評をめぐって玉懸博之
日本思想史学関係研究文献要目(1969年)
第4号(1970年8月)
明治の精神石田一良
『天正記』から『太閤記』へ−近世的歴史観の発生玉懸博之
植村正久における「キリスト教」と「武士道」−初期プロテスタント『福音』理解の一典型田代和久
加藤弘之の初期思想−西洋的政治原理と儒教渡辺和靖
日本思想史学関係研究文献要目(1968年)
第3号(1969年3月)
『読史余論』の歴史観玉懸博之
林子平の思想史的研究−徂徠兵学・蘭学との連関を中心に藤原暹
時衆の思想史的研究−その時間論を中心として奥山春雄
江戸時代中期における天の思想−新井白石の天観をめぐって石毛忠
日本思想史学関係研究文献要目(1967年)
第2号(1968年2月)
鶴峯戊申の「究理学」と「開国論」藤原暹
江戸時代初期における天の思想石毛忠
原教行信証の成立−元仁元年問題の史料科学的研究古田武彦
日本思想史学関係研究文献要目(1966年)
創刊号(1967年3月)
発刊の辞(石田一良)
南北朝時代における天の思想−『梅松論』をめぐって石毛忠
『方丈記』の境涯と無常観大塚智
『神皇正統記』の歴史観玉懸博之
司馬江漢の思想−その実用主義と虚無主義藤原暹
日本思想史学関係研究文献要目(1965年)

| 東北大学 | 文学部 | 日本思想史研究室 |

最終更新日:2008/04/08