中国語学中国文学研究演習T

大学院、前期、2単位、 花登 正宏

◆中国文字学研究

後漢の許慎の撰になる『説文解字』は、そこに収録される9353の全ての文字の構成を六書によって説明し、その上でその本義を示すという、漢字の字形学的研究として当時に傑出したものであり、現在に至るもこれを凌駕するものはない。そのため、中国文字学の最も基礎的な文献となり、考証学、とりわけて小学研究(中国の伝統的な言語研究)が隆盛を極めた清朝にあっては、この『説文解字』の研究は数多くの碩儒によって行われることとなった。本演習では、その中でも精密な古韻研究に基づく『説文解字』の実証的研究として高く評価される、段玉裁の『説文解字』を取り上げ、その精密な読解を通して中国文字学の大概に通ずるのはもちろん、旧中国における考証的文章に習熟してもらうのをその目的とする。

◇教材:『説文解字注』
◇成績評価の方法:平常点

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