〈緩和医療〉とは


WHOによる規定 (世界保健機関編武田訳『がんの痛みからの解放とパリアティブ・ケア』1993)
「パリアティブ・ケア(=緩和ケア)とは、治 癒を目的とした治療に反応しなくなった疾患を もつ患者に対して行われる積極的で全体的な医 療ケアであり、・・・・最終目標は、患者とそ の家族にとってできる限り良好なクォリティ・ オブ・ライフ(=QOL)を実現させることである。 ・・・・パリアティブ・ケアは末期だけでなく、もっと早い病期の患者に対しても癌病変の治療と同時に適用すべき多くの利点をもっている」
人間全体を視野におく
広く人間の生のあり方全体に亙って良し悪しという価値評価を示すべく、〈QOL〉概念が使われている。
e.g. 身体的・心理的・社会的・霊的。
対象となる患者
二段階の記述 : (1) 治癒的医療が適応ではなくなった終末期の患者に対して単独に適用される。
(2) 治癒的医療がなお有効であるような段階の患者に対しても、治癒的医療と並んで適用されることが有益。
<------> 緩和医療についての考え方の歴史を反映している。

注: 生命倫理におけるQOL論

次項 [緩和医療と治癒的医療]
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