「青春のエッセー 阿部次郎記念賞」とは

 阿部次郎(1883~1959年)は、東北大学を代表する思想家で、そのエッセー集『三太郎の日記』は、1914年の刊行以来、青春の必読書として読み継がれてきました。東北大学文学部では1999年に阿部次郎記念館を設置し、収蔵品を展示しています。本賞は、「真理を愛するこころ」によって「自分の矛盾」を深くみつめ、その生涯をつうじて、自己とは何か、日本文化の特質とは何かを探求した阿部次郎の精神を記念し、東北大学創立100周年(2007年)を記念して設けられた、高校生のすぐれたエッセーに贈る賞です。