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Symposium "Rescaling Eurasian Cites: Cities as Places of Contact and Change"

日時 2019.2.20~22
場所 Ca' Foscari University of VeniceMAP
主催 東北大学日本学国際共同大学院プログラム
ヴェネツィア大学カ・フォスカリ
ハイデルベルク大学
社会科学高等研究院
交通
内容
Participating universities: Ca' Foscari University of Venice, Heidelberg University, EHESS(The School of Advanced Studies in the Social Sciences), and Tohoku University
 
 
【参加学生のコメント】
鏡耀子(文学研究科)
 私にとって、大学院に入って初めての対外的な研究発表であり、初めての英語での発表でした。いざ発表のときになると、緊張で上手く口が回らず、質問も上手く聞き取れず、しまいには頭が真っ白になるといった状態で、自分の力不足を痛感させられました。しかし「最初からうまくできる人はいない、あなたのファーストステップに立ち会えて嬉しい。」というお言葉をヴェネツィア大学の先生から頂き、とても励みになりました。また、発表後に関連する情報やアドバイスを頂けたり、ヴェネツィア大学やハイデルベルグ大学の学生と交流できたりしたことも大変有意義でした。
 このように様々な経験をすることができましたが、自分の発表のあまりの未熟さに悔しさと情けなさを強く感じ、「良い経験だった」と自ら言ってしまうとその失敗を正当化しているのではないかとすら感じてしまうほどです。しかし、自分の今のレベルを知ることができ、初めの一歩を踏み出すことができたという点で、少なくとも確実に大きな意味はあったと思います。このような機会を頂けたことに心から感謝しています。そしてこの悔しさ、情けなさは一生忘れないようにしようと思いました。いつかあのような場で堂々と議論ができるように、自分の研究と英語力を磨いていきたいです。
 
福田智美(文学研究科)
 国際的なシンポジウムで発表することは非常にいい経験になりました。発表の準備は、特に英語でのスピ-チという点で大変なことがありましたし、当日の質疑応答でも英語のやりとりという点では難しい面もありました。しかし、発表をするための準備や実際の発表、また質疑はこれからの自分の研究活動に様々な側面でプラスになったと思います。
 また、海外に出て行くという経験自体が有意義なものでした。自分1人ではなかなか一歩を踏み出しにくくても、このようなプログラムを使うことによって、様々な側面での支援を受けながら、海外で自分の力を試す機会を持つことができました。
この経験は、研究活動において、またそれ以外の面においても今後につながる有意義なものだったと思います。
 
米田佑(教育学研究科)
 今回のヴェネツィアシンポジウム(以下、本シンポ)に参加して得たことは2つある。1つ目は、他分野の研究発表を聞くことや、他分野の方々から自らの発表に対する意見をもらうことで、自身の専門領域だけではなく人文科学および社会科学というより広い枠組みの中で自分の研究の位置付けを確認でた点である。本シンポでは「Urbanization」というテーマに対して異なる分野からの研究が発表された。従って、「Urbanization」を題材として自らの研究の位置付けを確認することができた。2つ目は、英語で、かつ他分野の方々に研究発表をするという経験を得ることで、自らの研究をより分かりやすく相手に伝える能力を伸ばすことができた点である。非ネイティブ言語を用いるという制約、および分野が異なるという制約から、いつも以上に分かりやすく説明しなければならなかった。平易な言葉で研究を再構築していく過程で、自分自身が何を行なっているのかをより明確にすることができた。この経験を活かし、今後も精進していきたい。
 
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