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河北省社会科学院ご一行が本学を訪問されました

11月29日、中国の人文社会科学研究を代表する機関の一つである河北省社会科学院から呂雪松副院長、張吉躍事務室主任、李洪衛哲学研究所所長(陽明学専攻)、張瑞靜歴史研究所所長(中国近代史専攻)、許益菲研究員(日本史、日本思想史専攻)、国際交流課事務職員支丹さんら6名の教職員が本学を訪問されました。文学研究科からは、木村敏明研究科長、安達宏昭教授、長岡龍作教授、齋藤智寛教授、浜田宏副研究科長、日本側通訳として樊传燊さん(文学研究科大学院生)が懇談会に参加し、意見交換しました。

はじめに木村研究科長から、訪問団一行に来訪を歓迎する挨拶があり、河北省社会科学院と本学との研究・学生交流について意見交換ができ、幸いである旨が述べられました。続いて、呂副院長から、河北省社会科学院の研究活動の紹介があり、東北大学とこれまでの学院の関係についてのご説明と、懇談の場が実現したことへの感謝が述べられました。その後それぞれの教員の自己紹介の後、記念品の交換が行われました。

翌30日午前中には研究会を実施し、李教授、張瑞靜准教授、許研究員が研究報告を行い、東北大学との共同研究の可能性について検討しました。文学研究科からは、木村敏明研究科長、安達宏昭教授、長岡龍作教授、齋藤智寛教授、片岡龍教授、浜田宏副研究科長が参加し、活発な質疑応答と議論が繰り広げられました。

午後は片平キャンパスへ移動し、魯迅資料館と階段教室を見学されました。翌日12月1日は、横溝博教授の案内のもと、一行は本学付属図書館所蔵の貴重図書である狩野文庫を見学され、歴史研究のための貴重資料を閲覧されました。

今回の訪問を契機とし、日本史・日本思想史・中国哲学・中国思想史等の専門分野を中心に、河北省社会科学院と文学研究科の間で発展的な研究交流が可能であることが分かりました。今後、教員だけでなく、学生の派遣も含め、多様な場面で学術交流が一層活発化することが期待されます。

 

懇談会参加者

研究会参加者

呂雪松副院長からの記念品の贈呈

木村研究科長から記念品の贈呈