教員のよこがお

助教 遠藤 健樹 ENDO Kenju

所属

  • 大学院文学研究科・文学部
  • 総合人間学専攻
  • 哲学倫理学講座
  • 哲学分野

二〇世紀前半に活動した哲学者カール・レーヴィットを主な研究対象にしています。レーヴィットはハイデガーの教えを受けた最初期のひとびとのひとりですが、ユダヤ系の出自であったため、第二次世界大戦を前にして故地であるドイツを去らねばなりませんでした(彼はその亡命の旅の途中で仙台に立ち寄り、東北大学で教鞭をとっていたこともあります)。そのため、彼の思想は同時代における危機を理解しようという切実な関心に導かれています。ひとびとが共同して生きていくための条件を反省し、それがドイツで決定的に毀損されてしまった所以を明らかにすること。その際、とりわけ政治・宗教・哲学という三つの問題領域の関係性を視野に入れて探求を進めていくこと。彼の残した仕事は特定の時代状況を背景にして成立したものではありますが、こんにちわれわれが学ぶべき多くのことが含まれているように思えます。

  • 研究・略歴
  • 著書・論文等
  • 略歴
    1980年宮城県生まれ。東北大学文学部(哲学専攻)卒業、東北大学大学院文学研究科博士課程(哲学専攻分野)修了。2014年、博士(文学)。2018年4月より現職。
    学位
    博士(文学)
    研究分野
    哲学、倫理学、社会思想史
    研究課題
    カール・レーヴィットを中心とした二〇世紀の哲学
    研究キーワード
    歴史哲学、世俗化、解釈学
    所属学会等
    日本倫理学会、社会思想史学会、実存思想協会、東北哲学会など
  • 主要論文
    「世俗化テーゼと政治神学:カール・レーヴィットとカール・シュミットの対決」、『社会思想史研究』No.39、2015年。
    「ラインハルト・コゼレックの歴史学的人間学と歴史学的時間構造」、『思索』49号、2016年。