教員のよこがお

助教 曾 睿 ZENG Rui

所属

当たり前を考え直す

私の研究は語の構成から出発していますが、語を前提としています。「語」は言語の中で当たり前のような存在ですが、しかし、研究者によって「語」の定義が違い、「語」とは何かは未だに定説がありません。
 我々の生活も様々なことを前提にして行われているでしょう。しかし、それらは「語」の存在と同じようにあまりにも普通なもので、当たり前のものでしょう。みなさんは当たり前となっていることについて、本当にそれでいいのかを考えたことがありますか。
 当たり前のことの妥当性を常に考えると、迷い込んでしまい、本当にやるべきことができなくなるのが懸念されます。そこで、一つ二つくらいの関心事を研究にして探求する欲望を満たすのがいい選択かもしれません。
 私は日本語の研究をしながら、学部一年生向けで中国語も教えていますが、そこでもやはり当たり前となっている「母語(中国語)」について知らないことを気付かされます。次の「疑問」となる「当たり前」はなんだろうというのを楽しみにしています。
 みなさんも「当たり前」を問い詰めてみたらいかがでしょうか?

  • 研究・略歴
  • 著書・論文等
  • 主要担当科目
    初級中国語
    略歴
    2009年4月に来日。2010年4月東北大学大学院に進学し、博士前期課程を経て、2018年9月博士後期課程を修了。東北大学文学研究科専門研究員を経て現職。専攻は日本語学。これまでは漢語(字音)形態素の日本語における多様な用法について研究してきた。現在、漢語形態素に関する日中対照研究も行なっている。
    学位
    学位 博士(文学)
    研究分野
    日本語学 対照言語学
    研究課題
    字音形態素の特殊性
    語構成と文構成から見る日中対照研究
    研究キーワード
    語構成論 統語論 語彙類型論
    所属学会等
    日本語学会、日本語文法学会、日本言語学会、中国語学会、The International Association of Chinese - Japanese Contrastive Linguistics(漢日対比言
    語研究会)会。
  • 主要論文
    接辞性字音語基「化」の位置づけ」、2015年03月、国語学研究刊行会、『国語学研究』54号、pp. 196-209
    「互換性から見た「的」と「性」の接辞性」、2015年09月、東北大学文学会
    『文化』78(1/2)pp. 65-45
    「句・節・文に接続する「感」の位置づけ-名詞「感じ」との比較を通して-」、2016年09月、東北大学大学院文学研究科、『言語科学論集』第19号、pp.51~63
    「語構成から文構成へ-形態素「-感」と自立語「感」との関わりからー」、2017年03月 、国語学研究刊行会、『国語学研究』57号pp.142-155
    「語構成と節構成の関わりからみた字音形式「式・風」」、2017年09月、東北大学文学会、『文化』81(1/2)pp.113-134
    『字音形態素から見る語構成と節構成の研究』、2018年09月、博士学位論文(東北大学)
    受賞
    東北大学藤野先生記念奨励賞