教員のよこがお
教授 足達 薫 ADACHI Kaoru
所属
- 大学院文学研究科・文学部
- 総合人間学専攻
- 芸術人間学講座
- 美学・西洋美術史分野
- 研究・略歴
- 著書・論文等
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- 主要担当科目
- 美学・西洋美術史演習および実習 美学・西洋美術史概論および特論など
- 略歴
- 当研究室で卒論を書き、大学院に進みました。博士課程在学中にはイタリア政府給費生としてローマ大学「ラ・サピエンツァ」に留学しました。その後、東北大学文学部助手、弘前大学人文学部(のち人文社会科学部)をへて、2019年秋に戻ってきました。
- 学位
- 博士(文学)
- 研究分野
- イタリア美術史
- 研究課題
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マニエリスム様式の形成とその社会的・文化的源泉の発見
魔術や記憶術のような前近代的技芸と美術の同調性および相互影響
- 研究キーワード
- マニエリスム、美術と魔術、記憶術
- 所属学会等
- 美術史学会、美学会、地中海学会、College Art Association、Sixteenth Century Society and Conference、The Renaissance Society of America
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- 主要著書
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ジョン・シアマン『オンリー・コネクト…… イタリア・ルネサンスにおける美術と観者』足達薫・石井朗・伊藤博明訳、ありな書房、2008年
リナ・ボルツォーニ『クリスタルの心 ルネサンスにおける愛の談論、詩、そして肖像画』足達薫、伊藤博明、金山弘昌訳、ありな書房、2017年
アンソニー・グラフトン『アルベルティ イタリア・ルネサンスの構築者』森雅彦・足達薫・石澤靖典・佐々木千佳訳、白水社、2012年
サルヴァトーレ・セッティス『「古典的なるもの」の未来 明日の世界の形を描くために』足達薫訳、ありな書房、2012年
ジュリオ・カミッロ『劇場のイデア』足達薫訳、ありな書房、2009年
- 主要論文
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足達薫「記憶術師としての美術家 イタリア・ルネサンスにおける記憶・観念・手法」、『西洋美術研究』No.13、2013年、pp. 50-66
足達薫「パルミジャニーノにおける絵画と魔術――秘文字と肖像と鏡」、『魔術の生成学』ありな書房、2016年、pp. 57-132
足達薫「彫金は製塩のように――チェッリーニ《塩容れ》における観者と彫金師」、『憧憬のアルストピア』ありな書房、2020年所収
足達薫「女子修道院のなかのルネサンス――サン・パオロ修道院と古代神学的思考」、『光彩のアルストピア』ありな書房、2019年、pp. 99-147
足達薫「ピントリッキオのアパルタメント・ボルジア――古代との出会いと初期ルネサンスの変容」、『黎明のアルストピア』ありな書房、2018年、pp. 111-193
- 受賞
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平成15年5月 第2回美術史学会論文賞
平成22年8月 弘前大学「教育に関する優れた業績についての表彰」