教員のよこがお

助教 栗原 伸一郎 KURIHARA Shinichiro

所属

  • 大学院文学研究科・文学部
  • 日本学専攻
  • 日本歴史学講座
  • 日本史分野

その裏にあるもの

 幕末維新期の政治や自己認識について「東北」の藩を中心に研究しています。
だいぶ前のことですが、とある藩士の日記を読みました。めまぐるしく変化する政治状況や、その人物の活動が詳細に記された大変興味深い内容でしたが、その日記は後に清書されたもの。そこで、清書に利用した一次史料を読んでみたところ、どうも記述が一致しません。その人物は、なぜ内容を変えたのか。当時の状況は如何なるもので、それをどのように認識していたのか。そんなことをあれこれ考え、この時代により魅力を感じるようになりました。
 諸藩の行動の背景には、いったい何があったのでしょうか。さまざまな史料を丁寧に読み解くことで、一般に広まる幕末維新像や「東北」像とは異なるものが見えてくるのではと思っています。

  • 研究・略歴
  • 略歴
    東北大学文学部卒業。東北大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。東北芸術工科大学文化財保存修復研究センターPD・仙台市博物館市史編さん室嘱託職員・宮城県公文書館専門調査員・東北大学大学院文学研究科学術研究員を経て現職。
    学位
    博士(文学)
    研究分野
    日本史(近世・近代史)
    研究課題
    幕末維新期における東北地方の諸藩の政治と自己認識
    研究キーワード
    東北 幕末維新 藩政 自己認識 奥羽越列藩同盟
    所属学会等
    東北大学国史談話会 東北史学会 明治維新史学会