教員のよこがお

助教 瀬戸 はるか SETO Haruka

所属

「好き」の赴くままに

 小さい頃から絵を描くのが好きでした。歴史を題材にした漫画を読むのが好きでした。西洋絵画を扱うテレビ番組や映画を好んで見ていました。その中で、ダン・ブラウン原作の映画『ダヴィンチ・コード』(2006年)と出会います。(映画内でのレオナルド・ダ・ヴィンチの《最後の晩餐》についての解釈の是非はともかく)どうやら美術作品は「解釈」することができるらしいということを知り、調べてみたら美術史という学問があることがわかりました。高校2年生くらいの時のことです。大学では好きな美術と歴史の両方を勉強したいと思って美術史研究の世界に飛び込み、今に至ります。
 最近、以前から関心のあった3DCGアニメーションにも手を出し始めました。作品が展示されていた場所・空間の再構成や、絵画内の空間構成を再現するのに使えないかなと思いつつ、「好き」の赴くままに、趣味半分・研究半分で使い方を勉強しているところです。

  • 研究・略歴
  • 著書・論文等
  • 略歴
    北海道旭川市生まれ。弘前大学人文学部卒業、東北大学大学院文学研究科(博士前期2年の課程・博士後期3年の課程)修了。東北大学大学院文学研究科研究助手(RA)、日本学術振興会特別研究員(DC2)、東北大学総合学術博物館の事務補佐員を経て、現職。
    学位
    博士(文学)
    研究分野
    イタリア美術史
    研究課題
    16世紀フィレンツェにおけるマニエリスム様式の形成と着想源について
    研究キーワード
    16世紀フィレンツェ美術、パラゴーネ
    所属学会等
    美術史学会/美学会
  • 主要論文
    瀬戸はるか「アーニョロ・ブロンヅィーノの肖像画における仮面性についての一考察」、『第66回美学会全国大会若手研究者フォーラム発表報告集』、web公開、2016年、121~130頁
    瀬戸はるか「美術家たちによるベネデット・ヴァルキへの返書:「ブロンヅィーノの手紙」」、『美術史学』、第40号、2019年、119〜145頁(史料翻訳・解題)
    瀬戸はるか「ブロンヅィーノと北イタリア絵画——《甲冑姿のコジモ一世の肖像》(ウフィツィ美術館)の意義をめぐって——」、『美学』、第71巻、第1号、2020年、109〜120頁