教員のよこがお

教授 森本 浩一 MORIMOTO Koichi

所属

けじめの無さが
やる気の源

関心の中心はおおむね哲学と文学ですが、専門(仕事)と趣味(遊び)の間に区別はありません。好きなように本を読んで好きなように書く。友人や学生との雑多な対話を続ける中でアイデアを磨き、思考を発展させてゆく。そういうある意味でのけじめの無さこそが、「文学」系の持ち味であり、生産力(やる気)の源であると思っています。
 最大の楽しみは、学生たちと、文学・映画・マンガ・アニメ・ゲームなど、それぞれの趣味嗜好をめぐってホンネの議論をたたかわせることです。文学を含む広義の「アート・エンタテインメント」の世界では、作り手も受け手も常に変化してゆきます。その「現在」をともに経験することは、とても刺激的で興味深いものです。過去の作品や文化を学ぶのも大事ですが、実は私たち自身が常に新たな文化の歴史を作りつつある主人公だという事実を、若い学生たちは教えてくれます。

  • 研究・略歴
  • 著書・論文等
  • 主要担当科目
    ドイツ文学概論、ドイツ文学演習、ドイツ語学各論、など(内容は、文学の理論が主体)。
    略歴
    1956年、熊本県生まれ。1980年、東北大学文学部哲学科卒(卒論はフッサール)。同大学院文学研究科のドイツ文学専攻分野に進学(修論はカフカ)。85年、文学部日本文化研究施設助手。86年から横浜国立大学教育学部でドイツ語を教える。96年10月、東北大学文学部のドイツ文学研究室で教え始める。2003年から教授。
    学位
    修士
    研究分野
    言語哲学(コミュニケーション論、隠喩論など)
    文学の理論(フィクション論、物語論、比較メディア論など)
    研究課題
    コミュニケーションの哲学(かつての主要テーマ)
    メディア比較に基づく物語経験の理論(最近のテーマ)
    研究キーワード
    隠喩、コミュニケーション、フィクション、物語、物語経験、比較メディア論
    所属学会等
    日本哲学会、日本独文学会、東北ドイツ文学会など
    研究者紹介DB
    http://db.tohoku.ac.jp/whois/detail/314627ebe3c77842d7750af23295125a.html
  • 主要著書
    『デイヴィドソン――「言語」なんて存在するのだろうか』、日本放送出版協会、2004年。
    主要論文
    ・テンポと視点人物――物語へ向かう東村アキコ、『ユリイカ』697号、2017年。
    ・物語経験の時間性、『ナラティヴ・メディア研究』5号、2016年。
    ・再現のリアリティ、『東北大学文学研究科研究年報』第65号、2016年。
    ・物語の〈人物〉はどのように経験されるか―― 比較ジャンル論的考察 、『ナラティヴ・メディア研究』4号、2013年。
    ・メタ表象としての虚構、『文学における不在――原研二先生追悼論文集』所収、2011年。