教員のよこがお

教授 吉川 真司 YOSHIKAWA Shinji

所属

  • 大学院文学研究科・文学部
  • 日本学専攻
  • 日本歴史学講座
  • [先端研究拠点教員]分野

回帰から総合へ

 地元生駒にある行基の墓を初めて見学してから半世紀、古代史研究の長い旅をしてきました。いつしか興味関心は原点に回帰し、地域史や寺院文化史の奥深さを再認識しています。史料に沈潜し、現地を踏査し、使えそうな材料・方法は何でも使ってみる、そんなスタイルもすっかり身になじみました。
 畿内・近国の古代史に没入していたところ、ゆくりなくも本学の「普遍知・固有知研究プロジェクト」を運営することになりました。列島各地のさまざまな古代地域史、そして古墳時代から平安時代に至る文化史を、たくさんの知恵と知見によって総合し、日本史を捉え直そうという国際共同研究です。夕暮れが近いと感じていたのに、まだ日は高いぞと叱咤され、いささか戸惑いはありました。しかし、もうしばらく旅を続けようと思います。仙台を新たなベースとして、少しずつ古代世界をひらいていければと考えています。

  • 研究・略歴
  • 著書・論文等
  • 主要担当科目
    日本史各論
    略歴
    京都大学文学部卒業、京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。京都大学文学部助手・助教授、同総合博物館助教授、同大学院文学研究科准教授・教授を経て、2024年京都大学名誉教授。2026年より現職。
    学位
    博士(文学)
    研究分野
    日本古代史
    研究課題
    日本古代の政治史・寺院史・地域史・文化史
    研究キーワード
    律令官僚制 摂関政治 古代寺院 古代荘園 国風文化
    所属学会等
    史学研究会 木簡学会 条里制・古代都市研究会 古代学協会
    研究者紹介DB
    https://www.r-info.tohoku.ac.jp/ja/71df0977ac3a053b83b5896dcf682cfa.html
  • 主要著書
    『律令官僚制の研究』(塙書房、1998年)
    『律令体制史研究』(岩波書店、2022年)
    『飛鳥の都』(岩波新書、2011年)
    『聖武天皇と仏都平城京』(講談社学術文庫、2018年)
    主要論文
    「天平文化論」(『岩波講座日本歴史』3、岩波書店、2014年)
    「法会と歌木簡」(『万葉集研究』36、塙書房、2016年)
    「文献史学からみた平城京と条里」(『条里制・古代都市研究』38、2023年)
    「古代荘園の歴史」(『シリーズ古代史をひらくⅡ 古代荘園』、岩波書店、2024年)
    「天平関東行幸再考」(『国語国文』95-2、2026年)