教員のよこがお

教授 直江 清隆 NAOE Kiyotaka

所属

  • 大学院文学研究科・文学部
  • 総合人間学専攻
  • 哲学倫理学講座
  • 哲学分野

人と〈もの〉の関わりを
哲学する

人文学には革靴・アームチェア派とスニーカー・野外派があるそうで、哲学なぞは圧倒的に前者に属すると思われているのでしょう。けれども、私としては、足で稼いでまわることも哲学に持ち込んでいきたいと思っています。
いまではあまり行かなくなりましたが、学生の頃から登山をしていて、東北では飯豊山に籠もったりしたこともありましたので、 本来はアウトドア派です。いまでも天気が良いとどうにも落ち着かなくて、授業の合間に植物園に逃げ込んだり、休日に離れた街を歩いてみたりしています。思いがけない発見があったりするものです。
文字どおりの野外というわけではありませんが、哲学は様々な分野の学問や社会に足を運んで、一歩引いたところから眺めて見とおしをよくしていく営みです。ふだんなら見過ごしてしまう風景にちょっと違った見方を発見し、言葉を与えていく、そんな風にも言えるでしょうか。内に籠もらずにもっと「野外」に出て、哲学対話ですとか文理融合ですとか、様々なところを歩き回ってみたいと思っています。

  • 研究・略歴
  • 著書・論文等
  • 主要担当科目
    哲学思想概論・演習、科学哲学概論・演習、生命環境倫理学各論・演習
    略歴
    東京大学大学院理学系研究科科学史・科学基礎論専門課程第1種博士課程単位取得退学。 九州看護福祉大学助教授、山形大学教育学部助教授などを経て現職。
    専攻は、現象学を中心とする現代哲学、および技術哲学、科学技術倫理学。共著に、『科学・技術と社会倫理』『科学/技術の哲学』『心理学の哲学』ほか。訳書にホネット『承認をめぐる闘争』(共訳、法政大学出版局)、フィーンバーグ『技術への問い』(岩波書店)など。
    学位
    博士(文学)、理学修士
    研究分野
    哲学
    科学技術倫理
    研究課題
    行為に関する現象学的研究 (1985 ~)
    技術に関する哲学および倫理学 (1995~)
    研究キーワード
    人工物、行為としての技術、社会的合意
    所属学会
    日本哲学会、日本倫理学会、日本現象学会、日本科学哲学会、科学基礎論学会、社会思想史学会、応用哲学会、Society for Philosophy and Technologyなど。
    研究者紹介DB
    http://db.tohoku.ac.jp/whois/detail/cd541d9c7d7e1ad0564b2a9f6b2829ea.html
  • 主要著書
    『価値と技術の現象学』(近刊)。編著に『理系のための科学技術者倫理』(共編、丸善出版)、『哲学トレーニング』(岩波書店)など。
    主要論文
    ・「自然という「他者」と技術的行為」『自然観の変遷と人間の運命』東北大学出版会、(2015)
    ・「科学・技術システムと責任の問題」『科学・技術と社会倫理』東京大学出版会(2015),155-174]
    ・「思想史における技術」『社会思想史研究,』(38),(2014),24-42
    ・「技術哲学と〈人間中心的〉デザイン』『『知の生態学的転回』第2巻東京大学出版会,(2013)
    ・「遺伝と環境」『遺伝子と医療』(シリーズ生命倫理学第11巻)丸善出版,(2013)