教員のよこがお

教授 齋藤 倫明 SAITO Michiaki

所属

日本語の
「語」と「語彙」を通して
人間について考える

日本語の語と語彙との関係について考えています。語は一つ一つの単語を指し、語彙は幾つかの語を何らかの基準によってグルーピングしたものです(「彙」は「あつめる、あつまる」という意味です)。両者は相互依存的な関係にあり、互いに相手を前提として存在しています。個々の語の持っている独自性は、語彙によって支えられていると同時に、語彙のあり方にも影響を及ぼしますが、その精妙なメカニズムに惹かれます。今は、語彙の中でも特にそういった側面が強く表われる「語構成」(語の構造や形成のされ方)という分野を中心に研究しています。語と語彙との関係は、ちょうど個人と社会との関係に比せられるかもしれません。言語と人間も相互依存的な関係ですから、語と語彙との関係を問うことは、社会の中で生きる人間のあり方について考えることに繋がっていくと言えるでしょう。

  • 研究・略歴
  • 著書・論文等
  • 主要担当科目
    現代日本語学、日本語構造論、日本語変異論研究演習
    略歴
    1954年、青森市に生まれる。東北大学文学部卒業。東北大学大学院文学研究科博士課程後期3年の課程を単位取得退学後、神戸山手女子短期大学講師、宮城教育大学助教授、東北大学文学部助教授を経て現職。
     専門は、日本語学(語彙論、語構成論)。
    学位
    博士(文学)
    研究分野
    日本語語彙論
    日本語の語構成論
    研究課題
    日本語語彙・語彙論の諸相
    語構成・語構成論
    研究キーワード
    語、語彙、語構成、語構成要素
    所属学会等
    日本語学会
    日本語文法学会
    日本言語学会
    研究者紹介DB
    http://db.tohoku.ac.jp/whois/detail/0ccca610f311169a82e85e9c729545bb.html
  • 主要著書
    『現代日本語の語構成論的研究-語における形と意味-』(1992年)
    『語彙論的語構成論』(2004年)
    『語構成の文法的側面についての研究』(2016年)
    主要論文
    「『連語』と『文の成分』-教科研文法の『連語』概念の検討を通して-」『文化』80-1・2、2016年
    「語彙総論」(『講座言語研究の革新と継承 日本語語彙論Ⅰ』、ひつじ書房、2016年
    「複合字音語基分類再考-『語種』の観点から-」『日本語研究とその可能性』、開拓社、2015年
    「複合字音語基相言類の位置づけをめぐって-漢語形容動詞語幹との関わりで-」『日本語語彙へのアプローチ-形態・統語・計量・歴史・対照-』、おうふう、2015年
    「複合字音語基用言類の下位分類-漢語動名詞との関わりで-」『東北大学文学研究科研究年報』63、2014年