教員のよこがお

教授 小河原 義朗 OGAWARA Yoshiro

所属

日本語教育の役割とは何か

最近、身の周りに外国の人が増えたなあと感じている人も多いと思います。私が本研究科で日本語教育学を学んだときとは異なり、観光やビジネスだけでなく、介護や看護に従事している人もいます。そして、国際結婚や子どもたちも増えています。人だけでなく、食べ物や衣服など、生活する上で必要なあらゆるものも外国とつながっています。さらに、インターネットを通じて日々世界の様々な情報が飛び交っています。
 このようにモノ・ヒト・コトの様々な交流が進み、よりグローバルな現代社会において生じている様々な問題を、私たちは日本語をはじめとする様々な言語で、様々な他者と協働して解決していくことが今まさに求められています。このような状況の中で、これからの日本語教育に求められている役割とは何かについて考え、実践しています。気晴らしはスポーツ観戦。日本酒をこよなく愛する。

  • 研究・略歴
  • 著書・論文等
  • 主要担当科目
    日本語教育学講読、日本語教育学演習、日本語教育学実習
    略歴
    東北大学大学院文学研究科日本語学専攻修了。東北大学文学部助手、国立国語研究所日本語教育センター第一研究室研究員、独立行政法人国立国語研究所日本語教育部門第一領域研究員、北海道大学留学生センター助教授、同国際本部グローバル教育推進センター准教授、同国際連携機構国際教育研究センター准教授を経て現職
    学位
    博士(文学)
    研究分野
    日本語教育学
    研究課題
    日本語教育方法論
    研究キーワード
    日本語教育
    所属学会等
    日本語教育学会、日本語教育方法研究会、第二言語習得研究会、日本教育心理学会
  • 主要著書
    河野俊之・小河原義朗(2006)『日本語教師のための「授業力」を磨く30のテーマ。』アルク
    河野俊之・小河原義朗(2009)『日本語教育の過去・現在・未来 水谷修監修 第4巻 音声』凡人社
    小河原義朗・河野俊之(2009)『日本語教師のための音声教育を考える本』アルク
    主要論文
    青木麻衣子・小河原義朗(2017)「第3章 クラスにおける多文化環境をいかに保障するか:北海道大学における「多文化交流科目」の開発と実践」『多文化間共修 多様な文化背景をもつ大学生の学び合いを支援する』pp.77-99学文社
    小河原義朗・木谷直之(2016)「再話活動のデータを用いた読解素材の分析-読解授業の改善に向けて-」『言語教育実践 イマ×ココ』No.4,pp.114-127ココ出版
    小河原義朗・木谷直之・熊谷智子(2015)「読解授業における再話-学習者ペア活動の相互行為分析-」『小出記念日本語教育研究会論文集』vol.23,pp.5-17.
    小河原義朗(2015)「多文化交流科目を中心とした日本語教育のカリキュラム改編」『留学生と日本人学生がともに学ぶ「多文化交流科目」を考える』北海道大学国際本部留学生センターブックレット1,pp.83-96.