教員のよこがお

教授 柳原 敏昭 YANAGIHARA Toshiaki

所属

  • 大学院文学研究科・文学部
  • 日本学専攻
  • 日本歴史学講座
  • 日本史分野

住んでいる世界が
変わってしまった話

東日本大震災から1月ほど、ガスが使えなかったので、自宅を離れていました。4月の終わりに戻ってみると、庭の巣箱にシジュウカラが出入りしていました。巣箱をかけてから2年ほど経っていたでしょうか。過去一度も営巣しなかったのに、留守の間に卵を産んでいたのです。雛が生まれてからの親のエサ運びは、涙ぐましいほどでした。巣立ちの瞬間には胸が高鳴りました。
 以来、「趣味は野鳥観察」ということになりました。たいした庭もないのですが、少し注意すれば色々な鳥が来ていることに気づきます。大学の構内や街の中を歩いていても、鳥の声が耳に、姿が目に入ってきます。だいぶ区別もできるようになりました。以前は、全く気にもしていなかったのに、住んでいる世界が変わってしまったかのようです。
 実に様々なものが我々を取り巻いています。しかし、存在を認識できるのはそのうちのごくわずかに過ぎません。心の中にたくさんアンテナを立てれば、人生を豊かにするものがまだまだ見つかりそうです。

  • 研究・略歴
  • 著書・論文等
  • 主要担当科目
    日本史概論 日本史基礎講読 古文書学 日本史演習 日本史各論 史料学 日本古代中世史研究演習 日本古代中世史特論 基礎ゼミ
    略歴
    1984年3月 東北大学文学部史学料国史専攻卒業
    1986年3月 東北大学大学院文学研究科博士課程前期2年の課程修了
    1990年3月 東北大学大学院文学研究科博士課程後期3年の課程単位取得後退学
    1990年4月 鹿児島大学法文部講師
    1991年4月 鹿児島大学法文学部助教授
    1997年4月 東北大学文学部助教授
    2010年4月 東北大学大学院文学研究科教授
    学位
    博士(文学)
    研究分野
    日本中世史 史学史 近代大学史
    研究課題
    中世日本国周縁部(東北と南九州)の比較史的研究 中世史料研究 戦前・戦中期東北地方における歴史学の展開に関する研究 戦前・戦中期の東北大学に関する研究
    研究キーワード
    周縁 地域 交流 交易 史料 大島正隆 東北大学 学生運動
    所属学会
    東北大学国史談話会 東北史学会 宮城歴史科学研究会 東北中世史研究会 歴史学研究会 日本史研究会 史学会 歴史科学協議会 日本古文書学会
    研究者紹介DB
    http://db.tohoku.ac.jp/whois/detail/cfefeb72d8e131978a4809810f672a1d.html
  • 主要著書
    単著『中世日本の周縁と東アジア』(吉川弘文館、2011年) 編著『平泉の光芒』(吉川弘文館、2015年)
    主要論文
    「史学史研究の現在-東北中世史の開拓者 大島正隆を中心として-」、第50回中世史サマーセミナー実行委員会編『日本中世史研究の歩み-中世史サマーセミナー50周年記念シンポジウム報告集』、岩田書院、pp.69-94、2013.5
    “Onmyodo in the Muromachi Period”, JAPANES JOURNAL OF RELIGIOUS STUDIES Vol.40, pp.131-150,2013(translated by Jon Morris)、「室町時代の陰陽道」(林淳一・小池淳編『陰陽道の講義』嵯峨野出版、2002)の翻訳
    「中世日本国周縁部の歴史認識と正統観念」、熊谷公男・柳原敏昭編『講座東北の歴史3 境界と自他の認識』、清文堂、pp.274-295 2013.11
    「中世の交通と地域性」、『岩波講座 日本歴史7 中世2』、岩波書店、pp.113-144、2014.4
    「治安維持法で検挙された唯一の女子帝大生」、『宮城歴史科学研究』76・77合併号pp.33-54、2016.5