教員のよこがお

准教授 籠橋 俊光 KAGOHASHI Toshimitsu

所属

  • 大学院文学研究科・文学部
  • 日本学専攻
  • 日本歴史学講座
  • 日本史分野

殿様の自慢話

みなさんが子供の頃、昔話を聞いたことがありませんか?絵本のお話を聞いたり、アニメを見たりしたことがあるかもしれません。そういう昔話、とりわけ宮城県に伝わる昔話のなかには、仙台の殿様が登場します。たとえば、こんな感じです。
むかし、仙台の殿様が江戸で各地の殿様達とお国の山を自慢しました。他の殿様達がお国の山の高さを自慢するなかで、仙台の殿様は「低いけれども領民の暮らしに役に立つ山」を自慢して、他の殿様から絶賛されましたとさ。
もちろん、これが歴史的事実に基づくものであるというつもりはありません。しかしこの話には興味深い点がいくつも含まれています。自分の領地の自慢に興ずる殿様達、理想的な回答をする賢い君主、そしてそれを我がことのように語る人々、それぞれに江戸時代の社会のさまざまな「すがた」が投影されているといえるでしょう。この「すがた」を当時の人々の書いたものから読み取り、新しい何かを見いだすことを、みなさんと一緒に取り組んでいきたいと考えています。

  • 研究・略歴
  • 著書・論文等
  • 主要担当科目
    日本史演習・日本史実習・古文書学・日本近世・近代研究演習・日本史各論
    略歴
    茨城県生まれ。東北大学文学部卒。東北大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。東北大学文学部助手、東北歴史博物館学芸員を経て現職。
    学位
    博士(文学)
    研究分野
    日本史(近世)
    研究課題
    日本近世史・近世地域社会史・村落史・藩政史
    研究キーワード
    日本史・近世史・江戸時代・地域社会・村・藩
    所属学会
    日本史研究会・日本歴史学会・地方史研究協議会・東北史学会
    研究者紹介DB
    http://db.tohoku.ac.jp/whois/detail/1886698017d31e0eca2031de3f20c492.html
  • 主要著書
    『近世藩領の地域社会と行政』(清文堂出版、2012)
    主要論文
    「「御見抜」と地域社会」(『歴史』第127輯、2016)
    「京にのぼる鮭」(『東北史を開く』山川出版社、2015)