教員のよこがお

教授 有光 秀行 ARIMITSU Hideyuki

所属

  • 大学院文学研究科・文学部
  • 広域文化学専攻
  • 西洋文化学講座
  • 西洋史分野

中世のイギリスを研究し、
現在のイギリスを見つめ、
明日の日本を考える

東の島国で暮らす私たちにとって、西の島国であるイギリスは、親近感を抱きやすい外国かもしれません。小学生のときにザ・ビートルズの音楽に圧倒され、それ以来ブリティッシュ・ロックのすばらしさに魅了されてきた私にとっても、そうでした。しかし、イギリスを構成する「国」の一つ・スコットランドに留学して早々、ロンドンで見るのと違うお札が、いくつもの銀行から出されているのに驚かされて以来、イギリスの謎の部分も、それまで以上に見えてくるようになりました。私はこうした謎を大切にしたいと思います。私たちが当然と思っていることが、そうではないと気づかせてくれる、きっかけになるからです。イギリスに驚かされると言えば、「EU離脱」も記憶に新しいところですね。さて私はイギリスの謎を解くひとつのヒントが、中世という世界にあると考えて、研究しています。一方、現在のイギリスのさまざまな側面を注視していくことも大事な作業と思い、続けています。こうしたことが私たち自身の過去を、現在を、そして明日を考えることにもつながっていると考えるからです。

  • 研究・略歴
  • 著書・論文等
  • 主要担当科目
    ヨーロッパ史概論、ヨーロッパ史基礎講読、ヨーロッパ史各論、ヨーロッパ史演習など
    略歴
    東京大学文学部(西洋史学専修課程)卒業、東京大学大学院人文科学研究科(西洋史学専門課程・博士課程)単位取得退学、高知大学人文学部講師、同助教授、文部省在外研究員(連合王国グラースゴウ大学)などを経て現職。
    学位
    博士(文学)、文学修士
    研究分野
    ヨーロッパ史(特にイギリスの中世史)
    研究課題
    ・「ノルマン人の帝国」と地方社会
    ・西洋中世における書簡とコミュニケーション
    ・ブリテン諸島の「ネイション」意識
    研究キーワード
    ・イギリス
    ・中世
    所属学会
    史学会、西洋史研究会、西洋中世学会、東北史学会、海南史学会、日仏歴史学会
    研究者紹介DB
    http://db.tohoku.ac.jp/whois/detail/2a2485b10778b6af6325fb55fe0efc24.html
  • 主要著書
    有光秀行『11~13世紀「ブリテン諸島史」におけるネイションの諸相』、刀水書房、2013年
    主要論文
    有光秀行「イングランドの『東北』史」、柳原敏昭編『東北史を開く』、山川出版社、2015年
    有光秀行「中世ブリテン諸島史における統合と共生の諸相」(『ヨーロピアン・グローバリゼーションと諸文化圏の変容に関する研究』東北学院大学オープン・リサーチ・センター、2012年
    有光秀行「続・ネイション・アドレス考」、『文化』第74巻3・4号、2011年
    Hideyuki ARIMITSU,‘Memories and communications in the medieval Irish Sea world’, East-Asian Journal of British History, vol. 1, 2011.
    Hideyuki ARIMITSU,‘Liebermann Library in Tokyo’, English law before Magna Carta : Felix Liebermann and Die Gesetze der Angelsachsen , edited by Stefan Jurasinski, Lisi Oliver and Andrew Rabin, Brill, 2010.