教員のよこがお

助教 コピローワ
オーリガ
KOPYLOVA Olga

所属

私の研究

私の研究は、主に二つの研究領域に関わっている。一つはメディア研究であり、もう一つはアダプテーション・スタディーズである。後者はあるコンテンツ(物語など)が異なる表現メディアの間で移し替えられ、時代や文化的背景、国境を越えて新たな物語に変化する現象に関する研究領域である。この二つを軸としながら、欧米で普及している「トランスメディア・フランチャイズ」と日本の「メディアミックス」の比較、そしてこの現象に関連するアダプテーションの分析を行う。その際、表現メディアの特徴はもちろん、日本・欧米・ロシアにおけるファンの消費行動や、生産者と消費者の力関係、市場の影響、物語の異なる捉え方等を視野に入れ、その関連性を考察している。それに加えて、もともとイルクーツク国立言語大学、そして宇都宮大学在学時代より行ってきた文学研究(特に翻訳論や物語論)のマンガ・アニメ作品への適応についても考察している。

  • 研究・略歴
  • 著書・論文等
  • 略歴
    平成16年6月 ウスティリームスク私立リセ(高等学校)卒業
    平成16年9月 イルクーツク国立言語大学東洋言語学部日本語学科言語学、日本語・英語通訳・翻訳専攻入学
    平成21年6月 イルクーツク国立言語大学東洋言語学部日本語学科言語学、日本語・英語通訳・翻訳専攻卒業
    平成22年4月 宇都宮大学国際学部研究生(文部科学省奨学金取得)
    平成23年4月 宇都宮大学大学院国際学研究科国際文化研究専攻博士前期課程入学
    平成25年3月 宇都宮大学大学院国際学研究科国際文化研究専攻博士前期課程修了(修士号取得:国際学)
    平成25年4月 京都精華大学大学院マンガ研究科博士後期課程入学
    平成28年3月 京都精華大学大学院マンガ研究科博士後期課程修了(博士号取得:芸術学)
    平成28年11月 京都精華大学マンガ学部・客員研究員
    学位
    博士号(芸術学)
    研究分野
    比較メディア論、現代日本文化論、アニメ・マンガのグローバルファンダム、アダプテーション・スターディズ、物語論
    研究課題
    欧米の「トランスメディア・フランチャイズ」と日本の「メディアミックス」の比較を行い、現代の大衆文化、又国際的なファンダムの活動を背景にした物語(そして物語を超えるコンテンツ)のトランスメディア的な展開の特徴と可能性を考察している。
    研究キーワード
    物語論、メディアミックス、コンテンツのトランスメディア的な展開、アダプテーション
    所属学会
    EAJS(The European Association for Japanese Studies)/ヨーロッパ日本研究学会
    日本マンガ学会
  • 主要論文
    [著書・論文等]
    論文(単)「アダプテーション論から見たメディアミックス:前田の『巌窟王』を例に」(日本語)、京都精華大学紀要 第45号、2014年9月16日発行、pp.25-47.

    論文(単)“Трансформация стиля манги на примере адаптаций романа «Граф Монте-Кристо»” (“The Historical Transformations of Manga Style (with manga adaptations of The Count of Monte Cristo as an example)”) (『日露マンガ研究』(Исследования манги в Японии и России)、ポティオームキナ・ユーリヤ (編著). Comics Factory, 2017. ロシア語)平成29年末

    [学会発表等]
    博士学位論文「「アダプテーションとしてのメディアミックス ー前田真宏の『巌窟王』を例にー 」/ “Media Mix as Adaptation: With Maeda Mahiro’s Gankutsuō as an Example” (英語)、京都精華大学マンガ研究科マンガ研究専攻博士後期課程、指導教員:ジャクリーヌ ベルント博士
    受賞
    文部科学省奨学金(2010年4月~2016年3月)