教員のよこがお

助教 森川 多聞 MORIKAWA Tamon

所属

  • 大学院文学研究科・文学部
  • コンピュータ室

人を形作る
「情報」をさぐる

現代では、高度に発達した制度が行き渡り、情報が溢れています。人間が一生のうちに接することの出来る情報量は、技術革新のたびに飛躍的に増えています。
一方、人間は、限られた一生のなかで、情報を取得し活動を行っているわけですから、ある程度のところで情報をより分けて生活せざるをえません。例えば、スマートフォンのここを押せば情報交換ができるという事は知っていても、それを動かしている技術的情報を知らずに使っている、ということです。
このことは、我々の使う言葉や知識においても同様のことが言えます。例えば、日本社会の根幹と言うべき「日本国」も、一般的な社会生活の中では、「日本」や「国家」というもの自体の意義を省みることなく、自明なものとして認識されています。
知らないままに“友達追加”されていたら問題であること以上に、我々の使う言葉や知識のリテラシーは必要なはずです。なぜなら「私」を「私」ならしめているのが、身近な知識や言葉なのですから。このような身近な知識や言葉の成立を、近代の歴史の中で問い直すことが、私の研究のテーマです。

  • 研究・略歴
  • 著書・論文等
  • 主要担当科目
    近代日本の歴史と思想(全学教育)
    略歴
    静岡県立静岡東高等学校、千葉工業大学工学部、東北大学文学部卒業。東北大学文学研究科文化科学専攻日本思想史専攻分野博士課程前・後期修了(博士・文学)。東明大学校(韓国)専任講師を経て、現職。
    学位
    博士(文学)
    研究分野
    近代倫理思想史
    研究課題
    近代日本における自己同一性と宗教の関係(2005~)
    研究キーワード
    国民国家、信仰、自己同一性
    所属学会
    日本思想史学会、日本倫理学会、日本宗教学会
    研究者紹介DB
    http://db.tohoku.ac.jp/whois/detail/8dc40bdc24924576bf8879ab122ffd81.html
  • 主要論文
    ・「南原繁の秩序意識」『日本思想史研究』44号、日本思想史研究会、2012年
    ・「二〇世紀初頭における「個人」と「集団」の思想――旧制第一高等学校に思想形成した人々の「集団」へのもどり方」東北大学大学院文学研究科、2012年3月
    ・「天野貞祐の規範意識」『日本思想史学』42号、日本思想史学会、2010年9月
    ・「安倍能成の「個人主義」」『東北亜文学研究』19号、東北アジア文学学会(韓国)、2009年6月。