研究室紹介

総合人間学専攻 言語学研究室 Linguistics

「ことばとは何か?」
その答えを深く探る。

言語学は、人間のことばそのものを研究して、「ことばとは何か、ことばはどのように働いているのか」という根本的な問いに答えようとする学問です。研究の対象とする言語の選択に制限はなく、日本語はもちろん、英語のようななじみのある言語から名前もほとんど聞いたことのないマイナーな言語まで、さらに手話も含めて、話し手の数の多さや政治的・経済的な力の優劣を問わず、すべて扱うことができます。個々の言語の研究をおこなう際には、その言語だけに注目することもできますし、歴史的変化や地域・社会階層・場面による変異、あるいは他の言語との比較を考慮するアプローチもあります。一方、人間の言語の普遍的な特徴を考察することもあり、最近では、ことばの理解や産出を司る脳の仕組みを解明して、「なぜことばが話せるのか、なぜことばを失うことがあるのか」という問いに答えようとする言語認知脳科学といった先端領域にも意欲的に取り組んでいます。
 ことばへの強い関心と自由な想像力に富んだ皆さんを、言語学研究室は歓迎します。

先輩からのメッセージ

駒形 舜 KOMAGATA Shun

人文社会学科 3年
出身高校:静岡県立磐田南高校

お勧めしたい本:ピンポンさん/城島充/角川書店
その理由:スポーツと一生付き合っていくというのは理想的な人生像の1つだと思います。努力を積み重ね、卓球というスポーツを愛し、周りの人からも愛された荻村伊智朗さんの生涯をこの本を通して多くの人に知ってもらいたいです。

ここが面白い!
文学部

文学部の大きな魅力は学ぶ領域の広さであると思います。様々な分野の講義を受けることで、自分の視野を広げることができますし、それは自分の可能性を広げるということにつながります。実際、私も高校のころは大学で日本史を学ぼうと考えていましたが、一年生の時に受けた講義から他の分野にも興味を持ち、研究室選択にも苦労しました。二年になり、言語学の講義が多くなりましたが、どの講義も魅力があり楽しく受けています。いろんなことに興味関心がある人や、将来について明確に考えられていない人には文学部をおすすめします。新しい学問との出会いで、自分の可能性が広がりますよ!

文学部を目指す
皆さんへ

日ごろからニュースを見たり、新聞や本を読んだりするなどアンテナを高くしておくことが大切です。講義の中で「あ、これ知ってる!」という体験があれば、講義自体も何倍も楽しいものとなります。また、東北大学は全国からいろいろな人が集まります。共通の話題があることや知見の広さは友達をつくるのにも大きな武器となると思います。また、講義だけでなくサークル、部活、バイトなどの日常を通して、様々なことが学べるのも大学生活の素敵な部分だと思います。東北という地でそういった四年間を過ごせる日を夢見て、今できることを頑張ってください。