研究室紹介

日本学専攻 日本語教育学研究室 Applied Japanese Linguistics

異文化社会の人間同士を
つなぐ日本語を追究する。

日本語教育学の扱う領域は、大きく分けて2つあります。ひとつは、外国人学習者に日本語を効果的に教える方法を研究することです。もうひとつは、異なる文化社会に育った人間同士がコミュニケーションを行う場合に、どうすればスムーズな相互理解が達成できるのかを考え、実現するための方法を追究することです。本専修の学生は、多様な文化背景の留学生とともに、明るく自由な雰囲気のもとで、日本語や日本語の学習・教育について学び、言語や教育に留まらない広い視点から日本社会への理解を深めます。そして、日本語教育学実習では、これらの総合的な知識を生かして日本語コースを学生自身がデザインし、外国人学習者に教えるという貴重な体験をすることになります。また、授業観察用機器の使用法や統計的手法の基礎、論文の書き方や発表のしかたを実践的に習得する授業もあります。
 日本語教育学の卒業生は、国内外の日本語教員や大学院進学という進路のほか、グローバル化の進んだ現代社会にふさわしい、異文化を尊重する柔軟な発想と広い視野をもった人材として、多方面で活躍しています。

先輩からのメッセージ

加藤 蒔菜 KATO Mana

人文社会学科 3年
出身高校:岐阜県立加納高校

お勧めしたい本:「きりこ」西可奈子 ・角川書店
その理由:外見も内面もすべてが合わさって「自分」なのだというメッセージが、主人公のきりこの成長と、彼女を取り囲む人々の優しさを通して伝えられる。ありのままの自分を受け入れてくれる勇気を与えてくれる一冊。

ここが面白い!
文学部

文学部は、他の学部に比べて専門の授業を自由に選べるのが魅力です。配属される研究室は25もあるので、あまり知らなかった新しい分野にふれることも出来ると思います。私の所属する日本語教育学研究室は、3年次に実際に留学生や外国人研究者を対象に教育実習ができます。さらに私は、大学や国際交流基金の支援を得て、海外インターンとして日本語教育実習をさせて頂きました。タイの学生と交流でき、とても楽しく、勉強になりました!また、本研究室には社会学の教員もいるので、日本の言語・教育的な側面のみならず、社会的な側面も学ぶことができますよ。

文学部を目指す
皆さんへ

文学部はもっとも融通のきく学部だと思います。授業の時間割も幅広く、比較的自由に選ぶことができます。ですから、自分の学びたいこととサークルや部活・バイト、自分の趣味との両立が可能です。また、文学部には、大学のプログラムを通して留学している人や留学生のチューターをしている人もたくさんいます。大学は、授業のとり方や時間の使い方も自分次第で、休みも長いので、新しいことを始めたり、海外旅行に行ったりと楽しみ方は様々です!
高校での勉強は、大学や社会でも活きることがあります。ぜひ、興味をもって学びを深めていってください!