研究室紹介

日本学専攻 日本思想史研究室 History of Japanese Thought

歴史的な観点で
「日本人とは何か?」を
探る。

日本思想史学は諸外国や諸民族との対比において、「日本的」なものの考え方や価値観の形成過程とその独自性を、それを相対化する潮流をもふくめて、歴史的な視点から客観的に明らかにしようとする学問です。この列島上で展開された、古代から現代までのさまざまな思想的・文化的な営みを広く明らかにすることによって、人間とは何か、「日本人」とは何か、人と人のつながりとは何か、といった問題を探っていくことを目的としています。
 東北大学の日本思想史専修は、この分野の草分け的な存在として、大正12年の開設以来、一貫してわが国の日本思想史研究界の中心的役割を担い、多数のすぐれた研究者を国内外に送りだしてきました。研究室には多くの大学院生、各国からの留学生が在籍し、また卒業生は、教育界や公務員の世界をはじめ、商社・銀行・マスコミ・出版等の企業社会などでも、活躍しています。
 本専修では授業のほかにも、定例研究会や史料講読会の開催、学術雑誌の刊行、花見・芋煮会・野球大会など、大学院生や学生主体の活発で多彩な活動が行われています。

先輩からのメッセージ

高嶋 笑子 TAKASHIMA Emiko

人文社会学科 3年
出身高校:岡山城東高等学校

お勧めしたい本:凍りのくじら 辻村深月
その理由:「少し、不在」な女の子のお話。現実世界に心を開くのは難しい。そんな難しさが光る物語です。心に沁みます。大切にしたい物語の1つですね。

ここが面白い!
文学部

文学部には沢山の研究室があります。心理学から宗教学、日本思想史、国文学、美術史等です。合計で25個。とても多種多様なのが特徴ですね。かくいう私も、興味がある分野が多すぎて、毎回授業選びに苦労しています。興味がある分野の授業はやはり面白いです。自分がやりたい勉強、知りたいことを知ることが必ずできる環境が整っています。皆さんもぜひ文学部へ。お待ちしています。

文学部を目指す
皆さんへ

皆さん勉強してますか。受験勉強。大変ですよね。かくいう私も受験期はかなり頑張りました。一心不乱で、今で思うとあの頃の自分はかなり怖いです。勉強は大事ですが、息抜きも大事。勉強ばかりでなく、よく遊んで心の余裕を持つようにしてください。高校生は今しかできないのですから。息が詰まる受験生だからこそ、楽しむことを作って思いっきり遊ぶのがいいと思います。そうしないと、息苦しさに潰れてしまいますから。私の場合はそうでした。肩の力を抜いて楽しい思い出を沢山作って、大学に来てくださいね。応援しています。