研究室紹介
日本学専攻 日本思想史研究室 History of Japanese Thought
歴史的な観点で
「日本人とは何か?」を
探る。
日本思想史学は諸外国や諸民族との対比において、「日本的」なものの考え方や価値観の形成過程とその独自性を、それを相対化する潮流をもふくめて、歴史的な視点から客観的に明らかにしようとする学問です。この列島上で展開された、古代から現代までのさまざまな思想的・文化的な営みを広く明らかにすることによって、人間とは何か、「日本人」とは何か、人と人のつながりとは何か、といった問題を探っていくことを目的としています。
東北大学の日本思想史専修は、この分野の草分け的な存在として、大正12年の開設以来、一貫してわが国の日本思想史研究界の中心的役割を担い、多数のすぐれた研究者を国内外に送りだしてきました。研究室には多くの大学院生、各国からの留学生が在籍し、また卒業生は、教育界や公務員の世界をはじめ、商社・銀行・マスコミ・出版等の企業社会などでも、活躍しています。
本専修では授業のほかにも、定例研究会や史料講読会の開催、学術雑誌の刊行、花見・芋煮会・野球大会など、大学院生や学生主体の活発で多彩な活動が行われています。
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教員 片岡 龍
引野 亨輔Department 研究室のウェブサイト