研究室紹介

広域文化学専攻 フランス語学フランス文学研究室 French Literature

文献の読解や会話から
フランスの粋を学ぶ。

フランス文学専修では、フランス人を含む4名の先生がフランス語とフランス文化を教えています。みなさんはここで、フランス語文献の読解や会話を学びながら、4年生になった時にフランスの小説や詩、演劇、思想、歴史、社会、美術、映画などから自由にテーマを選んで卒業論文を執筆します。フランス語と日本語との比較、フランス語教育法、あるいはフランスの雑誌などを研究テーマに選ぶ人もいます。
 また、早い人は2年生から1年間ほどの留学を経験します。交換留学協定のあるストラスブール大学、リヨン大学、グルノーブル大学、レンヌ大学、リヨン高等師範学校などが人気で、専修には留学のノウハウが蓄積されています。
 専修への進級にあたってフランス語能力は必須ではありませんが、できれば1年生で基礎フランス語を履修しておいてください。卒業生は、公務員、大学職員として活躍する人が最近は目立ちますが、他にも商社、出版社、銀行、教員などきわめて多彩です。また、研究者をめざして大学院に進学する人もいます。

先輩からのメッセージ

村岡 拓也 MURAOKA Takuya

人文社会学科 3年
出身高校:山形県立山形南高等学校

お勧めしたい本:星の王子さま/アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ/岩波書店
その理由:「大切なものは目に見えない」というフレーズが印象的なこの作品は、ストーリーこそ子供向けながら、どこか私たちの心に突き刺さる“何か”があるのです。その“何か”をぜひ原文に触れて感じてみてください。

ここが面白い!
文学部

文学部は、文学に限らず、心理学や考古学など非常に幅広い分野において学ぶことができる場です。このフランス文学研究室も、文学はもちろん、映画や舞台、文化に至るまでその研究は多岐にわたります。
また、“ゼミナール”ではなく“研究室”という体系もこの文学部ならではの特徴です。フランス文学研究室はすごく温かい雰囲気で、教授と学生の距離だけではなく、学部生と大学院生の距離もとても近いです。授業がない時間には、研究室に立ち寄って勉強したり、談笑したり、時には相談に乗っていただくこともあり、日々充実した学生生活を送っています。

文学部を目指す
皆さんへ

大学は研究以外にも、サークル活動など、自分次第でどんなことにも挑戦できます。この研究室の特徴でもある留学について、私自身も今年の秋からフランスのレンヌ第2大学に留学予定です。仏語に加えて英語も勉強する目的で、アメリカに留学する人もいます。だからこそ、皆さんが高校時代にするべきことはたった一つです。
それは、「一生に一度しかない高校生活を思い切り楽しむ」ということです。勉強だけではなく、部活動や文化祭など、“高校生だから出来ること”に全力で取り組んでください。“大学生だから出来ないこと”はたくさんあります。高校時代の努力や経験は、大学生活に限らず、きっと将来の様々な場面で活きるはずです。
皆さんの高校生活、そして大学生活が素晴らしいものになることを心から願っています。Bon courage!!