履修モデル
日本文学専修
日本文学専修では、古代から現代に至る、きわめて幅広く多様な日本の文学(文芸)を研究の対象としています。研究上のアプローチとしても、文献学的研究、民俗学の方法を取り入れた研究、社会的・歴史的な観点を重視する研究など、実に多様な方法がありますが、本専修では、文芸を芸術の一種と捉える見地に立ち、日本文芸の様式・特質・展開を明らかにするとともに、その意義を世界文芸との関連において探究することをめざす文芸学的研究、および、比較文学的研究が伝統的に活発に行われています。もちろん、従来から日本文学を専攻する学生の関心は実に幅広く、選択される研究テーマも多様ですので、本専修は、文芸学的研究、比較文学的研究にすぐれた成果を上げている学風を継承し生かしつつも、個々の学生の研究テーマの選択にあたっては、学生個人の学問的関心を尊重し、その研究を伸ばすという指導方針をとっています。また、同時に、日本文学の全分野に精通する偏りのない学力を身につけた人材の育成をめざしており、専任の教授・准教授・非常勤講師による、上代から近現代までの文芸に関する幅広い授業を開設し、指導しています。
本専修の学生が所属する日本文学研究室には、多くの大学院生、留学生も在籍しており、新たな見方・考え方・知識を得る機会にも恵まれています。また、卒業生は1,000名(外国人留学生を含む)を超え、国内・海外の学界・教育界・図書館・文学館・ジャーナリズム・出版界・官公署・一般企業など多方面で活躍しており、卒業生等と在学生から成る同窓会「東北大学国文学科杜の会」も組織されています。さまざまな人との貴重な出会いと交流の中、本研究室で着実に柔軟に文学を学ぶことを通して、幅広い視野から新たな発想で文化・社会を深く理解する力を身につけることを期待しています。
日本文学を専攻しようとする学生には、1年次に、幅広く積極的に文化や社会について学び、思考する中で、古典(漢文を含む)の読解力とともに外国語の力も養っておくことを望みます。
日本文学専修履修モデル
学年 | 授業科目名 | 単位数 |
---|---|---|
1年次 | 人文社会総論 | 4 |
英語原書講読入門 | 2 | |
その他(全学教育,基礎専門科目入門) | 28~42 | |
小計 | 34~48 | |
2年次 | 日本文学概論 | 4 |
日本文学基礎講読 | 4 | |
その他 | 24~40 | |
小計 | 32~48 | |
3年次 | 日本文学各論 | 10 |
日本文学演習 | 12 | |
その他 | 10~26 | |
小計 | 32~48 | |
4年次 | 卒業論文 | 12 |
日本文学各論 | 4 | |
日本文学演習 | 4 | |
その他 | 12~28 | |
小計 | 32~48 |