履修モデル

日本語教育学専修

日本語教育学では、優れた日本語教師を育成するだけでなく、ますます多様化の進むこれからの社会で必要とされる人材、すなわち、異なる文化背景をもつ人間同士の出会いに際して、互いに人間として尊重しあいながら、より深い相互理解に到達するための基礎知識と技能を備えた人材の養成をめざしている。
そのため、教育の内容は、日本語の音声、語彙、文法、談話、語用論などを扱う日本語学分野、あるいは、他の言語と日本語を比較対照する対照言語学や言語教授法、教材作成法、第二言語習得研究などの、いわゆる応用言語学的な分野に偏することなく、日本の社会や文化、日本人の意識などまでも含めた広い文脈で捉え、提供している。
授業科目の中では日本語教育学実習を必修科目としている。授業の一環として、毎秋、主として3年生が、学内の留学生や外国人研究員らを対象に、約10週間にわたる日本語の夜間授業を行う。学生たちには、この日本語コースを自律的かつ積極的に運営することを要求しているが、このことは、日本語教育とは何かを考え、論じるための基盤づくりに不可欠なものである。
本専修には、日本語教育学を専門とする教員だけでなく社会学の研究を専門に行う教員が所属し、日本語が用いられる社会的かつ文化的背景を理解させるため、現代日本人のジェンダー、家族、職業について、専門性が高く、しかも学生の対人関係、卒業後の進路決定、社会生活、家庭生活に役立つような内容の講義を提供している。また、論文の書き方とプレゼンテーション、質問紙による調査・分析法、コンピューターの使用法など、現代社会で活躍するために必要な基本的知識やスキルを習得することを学生に課している。これは、全国的に見ても非常に特色ある体制であり、研究室に多くの留学生を受け入れ、学部学生の多くにも留学生のチューターを経験させるなど、研究室の環境そのものを留学生と日本人学生との交流を重視したものにしようと努めていることと合わせて、本専修の大きな強味と言える。

日本語教育学専修履修モデル

学年 授業科目名 単位数
1年次 人文社会総論 4
英語原書講読入門 2
人文社会序論 2
その他(全学教育、基礎専門科目入門) 28〜40
小計 34~48
2年次 日本語教育学概論 4
現代日本論概論 4
日本語教育学基礎講読 2
現代日本論基礎講読 4
現代言語学概論 4
国語学概論
現代日本語学概論
社会学概論
社会心理学概論
音声学
その他 12〜30
小計 32〜48
3年次 日本語教育学実習 4
日本語教育学各論 6
現代日本論各論
日本語教育学講読 2
日本語教育学演習 2
現代日本論演習 2
その他 20〜30
小計 32〜48
4年次 卒業論文・卒業研究 12
日本語教育学各論 4
現代日本論各論
日本語教育学演習
現代日本論演習
その他 12〜32
小計 32〜48