履修モデル

心理学専修

心理学は心の科学といわれるが、直接の対象は意識現象と行動(生理反応も含む)であって、それらを通して心のはたらきや仕組みを解き明かそうとする学問といえる。
文学部の心理学専修は目下、行場教授・阿部教授・坂井教授・辻本准教授の4人が担当している。行場教授は認知心理学、実験心理学を主に担当し、感覚・知覚心理学のテーマを認知感性科学の立場から掘り下げている。阿部教授は実験心理学・感情心理学を主に担当し、化粧のストレス緩和作用や災害心理などを研究している。坂井教授は、主に応用心理学を担当し、食行動を中心とする健康心理学や商品の購買・選択行動について研究している。辻本准教授は社会心理学を主に担当し、国内外での地域社会の調査も行っている。したがって、研究室ではこれらの分野の研究が盛んであるが、卒論等のテーマは特にこれらに限られているわけではない。また4人でおおえない分野については、毎年適宜、非常勤で専門家に出講をお願いしている。なお、教育学部で開講される精神医学関連の授業も履修することが望ましい。
卒業論文は主として実証的データにもとづいて作成することになっている。テーマの選び方は自由であるが、おのずから設備、施設等の制約をうけざるをえない。実証的資料をつくるにはその手続きなどに精通しなければならないので、2年次で基礎実験、3年次では個別テーマの研究法が組まれている。また、研究室に足繁くかよい、4年生や大学院学生及び教員の実験・調査に積極的に参加し、実験・調査対象者の経験もすることによって、こまかな知識や技法が身につくようになる。参考資料としては国外の論文にあたることが多いので、これをこなすだけの語学力は当然のことながら要求される。また実験・調査のための統計・推計学や計量分析およびコンピューター取扱いの知識は必須であり、ぜひ早い段階で学んでもらいたい。
1年次には、心理学関係の単位はぜひ修得するほか、哲学系をはじめ、社会科学、文学、その他自然科学などをふくめて、幅広い教養を身につけるようにしてほしい。また3・4年次では、実験、調査、卒論、就職あるいは進学準備等がいちどきに重なって多忙を極めるので、十分に根気を養い、意志を固めて進学するよう希望したい。
認定心理士の資格認定を受けるためには、履修科目などについて日本心理学会の審査を受けなければならない。その詳細については心理学基礎実験の中で説明する。

心理学専修履修モデル

学年 授業科目名 単位数
1年次 人文社会総論 4
英語原書講読入門 2
心理学(全学教育) 2
その他(全学教育、基礎専門科目入門) 28〜42
小計 34~48
2年次 実験心理学概論 4
社会心理学概論実験
心理学基礎講読 4
社会心理学基礎講読
心理学基礎実験 4
その他 20〜36
小計 32〜48
3年次 心理学研究法 4
医学心理学各論 8
心理学各論
実験心理学各論
社会心理学各論
文化心理学各論
応用心理学各論
実験心理学演習 6
社会心理学演習
文化心理学演習
応用心理学演習
その他 14〜30
小計 32〜48
4年次 卒業論文・卒業研究 12
医学心理学各論 4
心理学各論
実験心理学各論
社会心理学各論
文化心理学各論
応用心理学各論 4
実験心理学演習
社会心理学演習
文化心理学演習
応用心理学演習
その他 12〜28
小計 32〜48