履修モデル

英文学専修

英文学の「英」とは、基本的に「英語」と考えてもらえばよいでしょう。以前は英文学とは、米文学と区別して、イギリスの文学を指すものでした。しかし、イギリスといってもどの範囲を含むのかあいまいな面があります。国としてはイングランドだけではなく、それぞれ独自の文化を持ったスコットランドやウェールズ、さらには北アイルランドも含まれています。かつてはイギリスの植民地であったアイルランド、アメリカ合衆国、オーストラリア、ニュージーランドなどの国々の文学も広い意味で英文学の中に含まれます。アフリカの作家たちの多くも英語で作品を書いており、最近ではカズオ・イシグロのように日本人作家も活躍しています。現代の英文学は英語で書かれたすべての文学といってよい広がりをもつものであり、英文専修はそれを勉強するところです。
文学そのものの概念も今では大きく広がりました。小説・詩・演劇などの作品は、それぞれが生まれてきた時代と文化から切り離しては理解できません。文学作品もまた「文化」という大きなコンテクストの中に織り込まれた「テクスト」であるからです。哲学、歴史学、民俗学、心理学、文化人類学などの知識や方法論を柔軟に取り入れた深く豊かな研究が現在の英文学研究の主流であり、英文学専修でも新しい学問の動向を積極的に採り入れた授業を行っています。講義はイギリスの文学を中心にしていますが、自分の勉強の対象にする作品は、古くは紀元700年頃の古英語文学の時代から現代アメリカやアフリカの文学に至るまでの膨大なテクスト群の中から選ぶことができます。
英文学の勉強には英語という媒体が不可欠のものです。学生諸君には1・2年次の間に英語の解読力を磨き上げておいてほしいものです。英語圏だけでなく、西欧の文学や思想についての知識を身につけることも大切です。
英文学専修では、卒業研究として「アサインメント」を選択することを推奨しています。これは3・4年次の間に5・6回に分けて、課題図書を読み、試験を受けるというものです。課題図書は英文学の代表的な名作や注目される新作の中から選定されていて、これらを勉強することで高度な英文読解能力と深い文化理解が得られるようになっています。4年次の最後には自分で選んだテーマについて自由に勉強して最終レポートを提出します。
英文学研究室のホーム・ページのアドレスは次の通りです。興味のある方は是非訪問してください。

英文学専修履修モデル

学年 授業科目名 単位数
1年次 人文社会総論 4
英語原書講読入門 2
その他(全学教育、基礎専門科目入門) 28〜42
小計 34~48
2年次 英文学概論 4
英文学基礎講読 4
英文学・英語学基礎講読(外国人教員担当) 4
高等英文解釈法または英語演習 4
その他 16〜32
小計 32〜48
3年次 英文学各論 6
英語文化論各論
英文学演習 4
英文学講読 4
英語論文作成法 4
その他 14〜28
小計 32〜48
4年次 卒業論文・卒業研究 12
英文学各論 4
英語文化論
各論英文学演習 4
英文学講読 4
その他 8〜20
小計 32〜48