著作

著作タイトル 日本学の教科書 Handbook for Japanese Studies
著作者 茂木謙之介、伴野文亮、クリストファー・クレイグ、佐藤弘夫、高橋章則、大野晃嗣、仁平政人、荒井美咲、君島彩子、オリオン・クラウタウ、雲然祥子、田中重人
出版年 2022年4月11日
出版社 文学通信
内容
「対象の学」としての日本学の「方法」と「実践」を提示し、初学者をはじめとした日本学に関心を持つすべての人への「導き」とすること、それが本書の目的である。
現在、隆盛をみている日本学の課題として、日本学が「日本」という場を対象とした地域研究としての性格を持つ以上不可避的な、方法論の分散と、それに伴う実践のプロセスの細分化がある。それは逆説的に日本学の豊饒さを示すものであると同時に、これまでに「日本学」を志す初学者を戸惑わせ、時にその行く手を阻んできた。
そこで本書では東北大学文学部・大学院文学研究科に2019年に設置されたばかりの最も新しい日本学研究の拠点である現代日本学研究室のスタッフをはじめとし、同研究室の基本方針である「学際」と「国際」を主眼に据え、〈東北〉を対象とした実践を提示する。